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人生を豊かに

他人との繋がり

 

 皆さんも御存知の様に、日本にはかつて物が乏しく、今では考えられない程の厳しい時代がありました。しかし、そんな時代だからこそ、人々は共に生きる術を考え、生きる事に真剣で、手を取り合い、心を寄せ合いながら生活をしていました。生きる素晴らしさを、今に繋いでくれた先祖に心から感謝し、そして誇りを持って、その命を未来へと繋いで来ました。その結果、今日の私たちがあります。今は物に溢れ、物の山に心が押し潰されて行く様な気がします。

 

 心のやり取りではなく、物のやり取りにしか感謝出来ない様な、そんな時代に感じられませんか?溢れかえる物で心の隙間を埋め続けると、何時しか心を見失ってしまうでしょう。心を見失っている人に、他人の心を気遣う事など到底出来ません。例え暮らしが豊かになっても、心が貧しくなって行くのであれば、それは幸せとは言えません。例え経済や科学技術が発達しても、文化が衰退するのであれば、そこに人と人との心の繋がりが育まれる事はありません。

 

 では心を豊かにするには、具体的にどの様な方法があるのでしょうか?❶自分だけでなく他人の幸福も考える❷ネガティブ思考をポジティブに変換し、悲観的な考えを前向きなものに変える❸異なる人の意見に耳を傾ける広い視野を持ち、様々な意見に心を開く❹コミュニケーションを大切にして、挨拶や褒める事を通じて、豊かな人間関係を築く。評価だけに執着せず自分らしさを大切に。これらの特徴や方法を参考にして、心の豊かさを追求してみて下さい。

 

 他人との繋がりを大切にし、自分らしいスタイルやポジティブな毎日を共有して行きましょう。自分さえ良ければいい、自分さえ楽しければいい、自分さえ美味しい物を食べていればいい、果ては自分さえ生きていければいい、都合の悪い事は人のせい、親のせい、世の中のせいです。それが心無い犯罪、悲しい事件を招いている原因の1つではないでしょうか。先程も述べましたが、日本には共に手を取り合って生きるという事を頑張っていた時代がありました。

 

 共に心寄せ合って生きるという事を感謝していた時代がありました。共に誇りを持って生きるという事を大切にしていた時代がありました。心の隙間を物で埋めても、満たされる事はありません。心は心で満たしてこそ真心になるのです。人間らしく生きる為に、その真心を大切に守り育んで行きたいですね。

 

*「成熟した人間は、失敗を他人のせいにしない」アメリカの戯曲家ジョセフ・ヘラーの言葉

 

萬善寺