娘は何度となく、小さな声で短い言葉で、呟いてくれていた。


「笑ってよー
(不機嫌な私に)

「オイ!オイ!にひひ」と変顔」
 (目さえ合わせない私に)

「どした?元気だせー」
(口数が少ない私に)

「治ったら心配してくれなくなるよね」
(死んじゃうよ!と涙流す私に)

「お母さんは悪くない…」
(ごめんねと泣きながら謝る私に)


思い出すと、今も苦しい。




変わり果てる娘を見るのが怖くて怖くて、私の笑顔は引きつっていたのだろう。

そんな時、
私を笑わそうと、ピエロ🤡のようにおどけたり、饒舌になってくれた。

(また娘に無理をさせてる…)ますます募る罪悪感で俯くしかない私に、娘がとうとう荒れる。
今思えば、蓋をしていた不安や寂しさを出せただけなのに。


その時は受け止める余裕が私になかった。

こんなに必死なのに、こんなに心配してるのに…って、〝のにのに〟を娘にぶつけていた。



娘は必死だった。

私も必死だった。

かなしいくらいに。
おかしいくらいに。



大切な娘だから。

大好きなお母さんだから。


娘は、私の笑顔がほしくて。

私は、娘の笑顔…の前に健康を望んでいたんだろうな。



娘の方が私のを見ていたのかもしれない。



子どもが無理しないでいられる母になりたいな。なれるかな…。



笑顔をつくる………つくる⁈

否、笑顔になる!




そのために、私が私を笑わせようニコニコ

私が私を楽しませよう♪

そう思うようになった頃、ブログをスタートした。


            
(その頃、私の友人が誕生日プレゼントにくれた一冊。)