予定より遅くなりましたが、娘と別れて私一人特急に乗り込みました。子ども置いて母親が出かけるって、別に普通ですよね。
なんでこんなことをしてこなかったんだろ。
それは、私の母親も、子どもを置いてとか誰かに預けて、出かけるなんて、できるわけがない。母親が家族を放って遊びに行くなんてできるわけがない。と言い続けてきたからでしょうか。父と二人になってからもパパを一人にしてなんか無理‼︎と。ね、だから私は日本一良い妻で、日本一良いお母さんて、聞こえてしまってた。そんな母と離れて暮らしても、今度は私が家族や主人を放って出かけることが苦しくなり、離れた母にも申し訳ないと、罪悪感が膨らんでました。

でも、日本一の私の母親は、日本一幸せには見えなかったです。
それに気づけたのも娘の命をかけた訴えなのでしょう。

その娘は、寂しそうな顔しながらも、特急ならお茶飲みなよ、とペットボトルをご馳走してくれました。あったかくてあったかくて、もったいなくて、飲めない( ; ; )
けど、冷めちゃうから飲むけど…
娘は、さみしいのでしょう。友だちと会う約束をこの日に合わせてしたみたいです。寂しさを自分でどうにかする方法を自分で見つけたのかなと、やはりどこか安心してしまいました。

その娘が出がけに、一言。
「最近、ママが自分のしたいことをしてくれてるか、したい方を選んでくれてるから、なんか私も楽だよ」

実母には悪いけど、「病気の娘放って行きます。だって、これからあなたより幸せになるために。」って、つぶやいてみた。涙溢れました。