抗がん剤をやっていくと決まり
家族が見舞いなど通いやすいように
自宅近くの病院に転院するのとになった。
父は腎臓が片方使えなくなってしまい
もう片方の腎臓に腎ろうといわれる管をつけており
ガンで自分の中にある膀胱が使えない為
体の外に袋をつけ尿を外に排出する方法をとっていた。
抗がん剤の説明を新しい病院で受け
翌週から抗がん剤治療をスタートする事になった
その前に月に一度腎ろうの管を取り替えるらしく
その日に取り替えましょうとゆうことになった。
看護師さんが行う10分程度で終わる簡単な処置と説明され父は処置室に入っていった。


処置に入る前、来週から抗がん剤が始まるから今のうちに好きな物を沢山食べよう!
今日は帰ってからお昼何食べる?
そんな話をしていた。
処置から出てくるのを母と待っていた
すぐに終わる処置だと聞いていたのに中々出てこない。遅い…どうしたんだろう?そんな事を思っていた次の瞬間処置から担架で人が出てきた。
唸り声のような声が聞こえる
見るとそこには真っ青に青ざめ汗だくの父
何が起こってる?頭が真っ白に
つい、どうなってるんですか!と周りを気にせず叫んだ。看護師もパニック
看護師が『管が、向こうの病院から引き継ぎを受けてなくて…通常の長さかと思って…』と
もう何を言っているのか全くわからない
いいから苦しんでる!何か出来ないのか?
麻酔とか痛み止めとか!とにかく何かして!と大声を張り上げてしまい、そのまま父は手術室へ
あとから主治医が出てきて、説明を受けた
本来管を入れ替えるだけだから、看護師でも出来る簡単な作業だったが、父の体重の変化などもあり普通なら1ヶ月で出来上がっている管の道が出来ておらず、腎臓にさすはずの管が肺に刺さってしまい穴が空いてしまった。との事だった

入院、抗がん剤治療開始は来週からの予定だったが
それどころではなくなり、その日から緊急入院。
さっきまで入院までに美味しいもの沢山食べようね
なんて話をしていたのに急展開で何でこんな事に…
また涙が溢れ出す…
感情のバロメーターは既に壊れてしまっていて
こんなの医療ミスだ!と病院中に響き渡るような声で叫んでしまっていた。


その後病院側もミスを認め、特別室に入院
ただ父にとっては特別室でも大部屋でも
入院する事自体が嫌な為、どうでも良かったと思う。早く家に帰りたい。それが口癖だった。


なんでこんな事ばっかりよくない事ばかり
起きるんだろう…
そうずっと思っていた。
すると姉が起きる事には全てに意味がある
きっとこのまさかの事件にも意味があるんだよ
そう言った。


そうだね。
その時は半信半疑
意味があるなら早く意味を知りたい
そんな思いだった。