母の介護をはじめて

初めて


逃げたいと思っている


だから


とっとと逃げている


この半月くらいだろうか
母の独語が気になって仕方がない

その内容は
「死ねと言われるからさ」とか
「昔、あの人に疑われて嫌だったんよ」とか
文句、人を責めるものばかり

聞いていてイヤになる(((-д-´。)(。`-д-)))


独語は
少し前にミラー現象が変化して始まった

穏やかな感じから嫌な感じになり
トイレでもお風呂でも、どこででも
一人になればいつも 

本人は話していることに気づいていない


具体的に何かがあって誰かを責めているのじゃないことは分かる

認知症が進行したのだろう
見ているものが理解を越える不安
それはどれほどのストレスなんだろう

理解しようとしている

でも
本音は
ものすごくイヤだ


以前もひどい妄想に陥ったことがあったけれど、あの時は今ほどイヤだと感じていなかった

イヤと言うより、死んじゃうかもって怖くて、立ち向かっていけていたのかな


とにかく今は逃げたい
あの独語を聞きたくない

だから
父やデイサービスに委ねて
逃げている


友人とのランチに

一人カフェの読書に

コーヒーに空が映るカフェのぼんやりに


整体に
ドライブに
昼寝に

そんなことしている身分じゃない、と言う声が
胸のあたりからうっすら聞こえる日もある

でも
その声からも
テレビのボリュームアップで
逃げたいから逃げている走る人走る人走る人


そう言えば
「逃げるは恥だが役に立つ」
シナリオ本、お風呂で読書中


でもね
ここまでの10年の母との日々の経験から分かるのは
介護の気になる状況も、一つ一つは長くは続かないってこと

母の独語も無くなってしまう日が来る
それを寂しいと思う私がいるだろう

そしてまた、別の「イヤだ」がやって来て
頑張って逃げたあの頃の自分が、今の自分を助けてくれる


だから
今は、思い切り逃げる!!


今朝は暖かいので窓拭きをした

母がよく外を見る窓には鼻の油がついていて、その高さが思っているよりも低い
一瞬だけ拭き残そうかと思って、やっぱりゴシゴシ拭いた(^^;


読んで下さって、ありがとう

よい日曜日をハート


つくし野ひろみ