今のオフィスで出会った女性
ザ女子、と勝手に心の中で呼んでいる
聞こえないほど小さな声で、ささやくように話す
細い身体に細身の服、ときにうなじの抜き加減がスゴい
セミロングの髪を片側に寄せ、首を傾けてニッコリと「おはようございます」と挨拶
歩く姿がまたしなやかで、滑るよう
でもって
仕事が出来る!!!
小さな声に聞き耳をたて様子を伺っていると(このとき、自分の仕事はそっちのけな私)
相手の話が終わるのをじっくり待って
ゆっくりと
変わらぬ調子で
出来ることと出来ないこととを話す
頑張ったんですけど、とか
無駄に謝ったり、とか
話にも雰囲気にも尾ひれがつかない
つまり
体型も態度も
私とは真逆の女子だ
きっと、友達にはならない
これまで嫌ってきたタイプの女子
けど
嫌いじゃない、と感じる
むしろ今は、好きだ
ぼんやりと眺めていられる(話しかけられない(^^;)
昨日、朝イチでミスを伝えられた私は、ちょっと無駄に多めに謝っていたと思う
そして、今度はミスをしないように、自分を見張り、焦り、汗をかいていた
さらに汗をかくつもりだったのか、お昼にはカレー蕎麦を選んだ
ザ女子は、今朝の私の立場ならばどうしただろうって
妄想ザ女子、になってみる
そりゃあ
現実にはザ女子のようには振る舞えないだろう
けど
ちょっと気分がよかった
おかえり、私のザ女子要素
ヤッホー!!
思ったより濡れなかった
頑張ったぞ、私
自分を好きになると人が好きになる
好きな人みんなと友達にならなくてもいい
楽だ
嫌いな人が減っていく
自分を好きになる
自分の嫌いを認める
それだけでいい
読んで下さって、ありがとう
つくし野ひろみ