群馬代表の健大高崎高校が出ている
今はまだ、試合の途中

高校野球を見ているなんて 
あのうつ状態からは信じられない


私がうつ状態になったのは
自分が子供を持てなかったことに気づいたから
気づいた時には50歳になっていた

今までの人生が全部失敗だと感じた
取り返しがつかない

テレビが見られなくなった
本が読めなくなった
ラジオも聞けない
道路標識の子供のマークが私を責めてくる
 
どこからでも子供の姿が私を責めてくる

そして
どんな人にも母がいるんだ

そう思ったら
だれ彼かまわず恨めしかった

もう、生きているのか分からなかった
かろうじて
母さんをこれ以上は悲しませたくない
これだけでやっと息をしていた

それだって、私が子供じゃなかったら 
母さんはもっと幸せだったのに

ips細胞があるなら
皮膚から子供を作りたい  

そんな自分勝手な妄想にすがらなければ
生きることが出来なかった


今も、私が子供を授かれなかったことを肯定は出来てない
これを書きながら涙が止まらない

それでも
たくさんのお母さんが応援している高校生達の野球を見ている私がいる

自分を癒すことについて
私の大好きなりんこが言ってた

泣きながらでも
私はあのうつ状態を生きてきた
泣きながら癒してきた 
食べられない
眠れない
それが私を生かしてきた

どうしようもない苦しみの中で喘いでいる人も
これじゃダメだと思っているその行為が
自分を守っているのだと思う


どうか
大丈夫だって伝わりますように