こんにちは!
三寒四温の毎日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私は3月に入って冬のコートはしまい、春の上着を出しました。
これから段々暖かく、春らしくなっていくのかと思うと心躍ります。
さて、今回は久しぶりに本の感想を書きます。
読んだのはこの本です。
「知の巨人」と呼ばれる佐藤優さんの著書です。
初めはよくある時間術の本かな?と思ったのですが、読んでみるとそうではありませんでした。
現代社会の時間の使い方、考え方に一石を投じるような本の内容です。
いろいろ感じるところがありましたが、今回はその一部にスポットライトをあてて感想を綴りたいと思います。
著者は限りある時間を有意義に使うためには、「休養」と「教養」がカギを握ると主張しています。
私はこの発言に大変感銘を受けました!
「休養」とは体を休めることだけでなく、自分の行ったことを省みる内面的な時間をいいます。
忙しい毎日の中で、時間に追われる私たちは自分を見失いがちです。
本来の自分を取り戻し、思考する時間をいいます。
「教養」とは、知識だけでなく本を読んだり、芸術作品に触れたりして、自分の感性や感受性を磨くことです。
人間性を磨く時間とも言い換えられると私は思います。
著者は本の中で「教養」は最近流行りのコスパやタイパとは真逆の発想だと指摘します。
一見効率の悪いように思う時間こそが、中長期的に見ると得をする場合があると。
なぜ私がこの発言に感銘を受けたかというと、私は自分の50年の人生を振り返ってみて、闘病にあてた時間が長すぎて、何も生産的に過ごせなかったのでは?とモヤモヤしていたからです。
これまでの人生の中で、何も積み上げられていないような気がして、でも無駄ではなかったと思いたくてね。
実際無駄ではないのですが、自信が持てなくて……。
でも、闘病していた時間はまさに私にとって「休養」の時間でした。
本来の自分を取り戻すために必要な時間。
自分を省みる時間でした。
長い「休養」の中で自分を深められた気がします。
なんだか、佐藤さんに私の人生を肯定してもらった気がして、勝手にそう思っただけなのですが、モヤモヤがスッキリしました。
そして、「教養」。
ここ2~3年で、本を読みたい、読めるようになりたいという欲求が高まって、読書の時間を持つように心がけてきました。
真の読書好きではないので、読書ペースはゆっくりですが、大切にしたい時間の一つです。
今までが本を読まな過ぎたので、この歳になって読む必要を感じています。
そのことも肯定してもらった気がします。
なぜ、著者が「休養」と「教養」が大切だと言っているかというと、自分のアイデンティティが確立されていないと他者に依存し、コントロールされ、時間を消耗・浪費されてしまうからです。
他者を助けるために時間を使うのが無駄と言っているのではありません。
自分で決めて、目的をもって他者のために時間を使っているのなら良いのです。
他者時間で典型的なのは、SNSなどに時間を割いたり、ゲームなどに依存して必要以上に時間を溶かすことです。
漫然とただ流されている情報を受動的に受け取り、一喜一憂することです。
不必要な情報に踊らされて、振り回されることってありますよね。(私も経験あります)
これって、人間関係にもあてはまるかも?
他人の評価や意見に振り回されてる時間とか?
そういう時間こそ省くべき時間なのかもしれませんね。
この本を読んで、一見遠回りに思えても、自分軸を育てることの大切や、自分を深めるために時間を使うことの有意義さに改めて気づかされました。
誤解なきように書いておきますが、著者はこの「自分時間」と「他者時間」が織り交ざってグラデーションになっているのが、ほとんどだと言っています。
(決して他者時間を全て省くことが、正義といっているわけではありませんよ。)
大切なのはどちらに比重をおくのかだと思います。
これからの残された人生、限られた時間だからこそ、有意義に使っていきたいです。
あと、自分の人生に自信を持ちたい。
病気のせいで何もできなかったとは思いたくない。
そのために、これからも「休養」と「教養」を大切にして、でもガチガチに考えるのではなく、おおらかに考えながら前を向いて進んでいけたらなと思います。
長文になりましたが、ここまでお読み頂きありがとうございます!
また時間があるときに更新しますね。
