みなさんへ
前回と同じ内容になる部分もありますが、
詳しくご存知でない方は知っていただくきっかけになれば。。。
臓器移植とは
臓器の機能が低下して、
移植でしか治療方法がない方と、
そのような方の為、
臓器を提供してもいいという方を結ぶ医療です。
移植を受ける側をレシピエント、提供する側をドナーと言います。
ドナーになる意思表示をする方法の一つに『ドナーカード』があります。
生前に意思を記入するカードです。
逆にドナーにならないと言う意思表示も記入できます。
あとネットで登録(※日本臓器移植ネットワーク)、健康保険証・運転免許証に意思表示欄があったりして、
いずれの意思表示も出来ます。
※(社)日本臓器移植ネットワークは、ドナーとレシピエントを登録・管理・橋渡しする組織です。
去年法律が変わって、脳死移植のニュースを耳にする機会も少し増えた気がします。(自分が当事者だからもある)
法改正前は本人の提供意思がないと臓器提供はできなかったが(併せて家族の承諾が必要)、
本人の臓器提供の意思が不明な場合も、家族の承諾があれば臓器提供できるようになりました。
(それまで本人の意思表示が有効とされなかった15歳未満の方も、家族の承諾で臓器提供をすることができるようになった。)
もちろん提供しないという選択もできます。
どちらを選択したにせよ、きっとその決定を下す家族は悩み、苦しみ、
…そしてこれでよかったのかと悔いることもあるようです。。。
自分の意思を尊重するためにも、
大きな大切な重大な決断をされる家族のためにも家族のことも考えて、
「提供する」のか「提供しない」のかを、
ドナーカードで意思表示をして欲しい。
意思表示の話をしてて欲しい。
私もドナーカードを持っています。
恥ずかしながら病気になってからです…偉そうなことを言っているのにすいません。
カードの存在は知っていましたが、関心が薄かったのです。
自分がレシピエントになって関心を持たざるを得なくなったのが正直なところです。。。
私は移植を待っている側です。
「生きるために人から命を頂くなんて!!
自分が助かるためには、誰かが亡くなってしまうなんて。。。!」
生きていくことの大変さを感じました。。
周囲にもうこれ以上悲しい想いはさせない、
私はそのために生きたい、生きなければと思うようになり、
移植を受ける決意をしました。
生死をさまよって、生きてて良かったと本当に感じました。
そして考えました。
『もしも、
その時死へ向かっていたのだったら、
もしも、
その途中で誰かを助けることが出来るのなら、
私はそうしたい。
花が散った後、土になって、、、
その土に大きな花を咲かせて欲しい。
でも、
私でなく家族の場合なら…』
答えは出ていません。
本人の意思を知っておきたいです。