黒歴史を全世界に無償提供するブログ -4ページ目

黒歴史を全世界に無償提供するブログ

色々なことを書いていく予定です、色々は色々です

まずはじめに機動戦士ガンダムAGEという作品を評価すると、ガンダムアニメの面汚し的なクソアニメだった、とハッキリと書く必要があります。

AGEはガノタおじさんのみならずSEED世代や00世代からもバカにされるクソガンダムであったという事実があります。この件は私に言わせれば誰が見ても拙さを感じられる作品を寄ってたかって叩く風潮は放送当時から疑問があり言い過ぎじゃん…って気がするのであまり乗り気ではないのですが、一応ここをハッキリしておかないと怖いガンダム大好き人間たちに叩かれちゃう懸念があるので書かざる負えない、半ば義務感と自己防衛のためなので本当に乗り気ではないのですが……

とにかく、AGE全体の評価はうんちです。伝統的にガンダムは脚本の粗を力技的な演出で乗り切ることがありますが、それにしてもAGEはあんまりにもあんまりでした。

しかし、ガンダム作品の中でも特筆してアセム・アスノは人気があるキャラクターであり、他の主人子たちに比べてもアセム編はひとつ抜けたところがあるのです。

アセムはフリット・アスノ(前主人公ですね)の息子であり、ガンダムの操縦テクにおいて序盤からキラリと光る才能を見せていました。が、それよりもフリットは新たなる人類の可能性であるxラウンダーという才能に大きな関心を示していました。なので、この操縦テクは作中では「わしの子供ならこれくらいはできて当然じゃ」といった程度でした。

Xラウンダーとは、ほとんどニュータイプと同義の能力であり、ガンダムにおいてはほとんどチートに近いものです。敵意の接近にレーダー等の反応がなくとも気づくことができたり、Xラウンダー同士は無線等を用いずに会話をすることができたり、ガンダムらしさの部分を多く内包した設定です。

このXラウンダーをは用いてフリットは数々の戦闘において勝利を手にしていました。Xラウンダーの有用性を知っているフリットは当然自分の息子であるアセムにもその能力があることを信じていました。

しかし、フリットはXラウンダーの能力を持っていなかったのです。Xラウンダーは特殊な人間しか有さない能力なので突然発症することはないのです。

優秀な親に生まれた子供が凡庸だった話は色々ありますが、私が特に思い付くのはスター・ウォーズのルーク・スカイウォーカーです。

ルークは伝説のジェダイであるダース・ベイダーの息子であり、ジェダイとしての才能はありましたが、序盤はダメダメでした、だがそれがいい。

このような自尊心や自己否定に近い事大がアセムにも多く起こります。

好きな女の子の好きな人が自分の親友であり敵の親玉になる人物だったとか、フリットにXラウンダーでないことが知られると微妙に失望されたり、自分を認めてくれた先輩が死んじゃったり…もうとつらすぎる出来事がたくさん起こるのです。

しかし、アセムは諦めません。ガッツで乗り切ります。ダメジェダイだったルークがガッツで頑張るのと同じように…

ここに私だけでなく、多くの人がカタルシスを感じアセム頑張れ!と思うのです。

アセム編で終わらせればよかったのに。

こんな感じで前述通りAGEの全体評価は相変わらずうんちですが、アセム編だけは本当に面白いと思える人が多いと思います。

まあ、アセムだけではなくキャラクターはいい人が多くてつまらないけど好きになっちゃう、みたいなところあるんですがね。(フリットも結構ヘビーでいい話がです)

とりあえずアセム編までは見て損はないと思います。

終わり