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Aの残念な哲学日記

ある日を境に考え過ぎるようになり、完全に道を踏み外してしまった作者のその日あった出来事など日記。

これは遠い遠い神話の話。

私達の先祖が人間になる前の遠い昔の話

私達の子孫が二足歩行になる前に住んでいた土地

そこはここよりはるか西の大陸に

祖先達が住んでいた楽園は地上から高く、緑豊な土地で果実がなり、肉食獣はいなく
まさに夢のような楽園だった

しかし…

そんな楽園生活も終わりがきてしまう

あるとき祖先達は楽園に住む資格を失ってしまった

楽園を追い出され、地上に降り立った祖先達は正に苦難の道

500万年近く肉食獣から逃げ、食われながらも、なんとか種は存続していた

そんなある時祖先は地上に落ちていた奇妙な赤い実を食べた

その赤い実を食べ続けた事により、祖先達は今より遥かに強い異形の力を手にいれる条件を満たしてしまった…

赤い実を食べ始めた祖先は急速に身体のある部分が発達し違う生物に進化した

新しい生物になった祖先は、地上の生存競争にて他の生物を寄せ付けない圧倒的な力をいくつも持っていた


火をおこす力

集団で個々に意図を伝達し複雑な工程を実行する力

自分に身についていない武器を作りそれを扱う力


そう、創造のちからだ


この他の生物に類をみない神の如き創造の力により先祖達は肉食獣に遅れを取ることがなくなった

あれ程圧倒的だった肉食獣は、もはや先祖達の天敵ではなくなり、只の食料や素材として扱われるようになっていった

氷河期をも乗り越え何度も全滅しかけた先祖達は続々と増えた

ついには肉食獣に溢れていた地上の平原を切り開き、とてつもなく巨大な巣を作り自分たちの楽園を造ったのだ
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しかしその地上の楽園は…すぐに終わりを告げる



つづく