はじめまして
オーディオ評論家/TOMONAです。
本稿では、メーカー側からの権益圧力から、全く切り離され、ピュアな、ユーザーの為になるオーディオ評論を提供します。
今回はタイトルにもある、SONYワイヤレスイヤホン・WF-1000XM5のリポートです。
筆者は、本機とあとTechnics・EAH−AZ80を所有し、XPERIA 1 Ⅵで、LDAC(エルダック)接続し、Apple Musicの24bit音源と、moraで買ったFLACの24bit音源で試聴します。ジャンルは、クラッシック、ジャズ、J-POPなど多岐にわたります。


サウンドは、一聴してAZ80と比べ、若干狭いfレンジ(周波数特性)と、軽い目の低域が気になるものの、AZ80は、ホールのS席やA席で聴いていたとすると、本機では、演奏隊のど真ん中に入れてもらって、聴いていると言ったところ。鳴らし方が全く違います。
演奏隊のど真ん中で聴いている感じな為、オンマイク的な、ホールトーン、エコー成分の少なめな鳴り方をしますので、この辺りのファクターを重要視される方には、AZ80の、余韻成分豊かな鳴りっぷりを評価します。SONYサウンドは、私の知る限り、少なくとも35〜40年も前からオンマイク、ナローレンジなのは代名詞だとハイエンドユーザーの方々は、ご周知でした。
重心の低い、風のような最低域や、音の輪郭や解像度を左右する超高域も、AZ80の方が上回ります。位相特性も良い為、ボーカルの定位も良好です。
ならば、M5は良いところ無しかと言うと、ものには一長一短必ずあります。
ノイズキャンセリングは、両者搭載ですが、キャンセリング効果が、再生停止状態で大きく感じるのは、AZ80です。しかしいざソースを流し、試聴に入ると音楽信号に付きまとうデジタルノイズの少なさで言うとM5の方が優れており、高S/N比。音楽成分以外の余分な音が出ず、静かで美しく音が直立する。
ケース内で充電する際の本体との接触不良で差し直しを
強要されるのもM5は僅少だ。実売価格もM5の方が安かった。筆者はM5を新品でAmazonで30,700円で購入出来た。
今回はM5の対抗に、AZ80だったが、機会があればAZ100も入手し、リポートしたい。