クマさんが亡くなって3度目のお盆。


もうこのブログを書くことは無いと思っていたのに。


本当に久しぶりにふと読み返すと、驚くほど色んなことが鮮明に蘇る。


ちゃんと覚えているつもりでも、失念していたり慢心していたりする事も多いんだな。

読み返して涙したり反省したり感謝したり。


備忘録ってやっぱり大事ね。




クマさんは亡くなる前に自分のお墓は何処にあるか、私に教えてくれていた。

ちょっとした旅行くらい遠いところ。

外国の方やマニアックな方が訪れるような、とても由緒あるお寺。


1年目は亡くなった事実がまだ辛くて、覚悟ができず御参りに行けなかった。


2年目はやっと決心しお参りに行くも、とにかく道中アクシデントばかりで。

これは呼ばれていないのかも…と思った。

最初から最後まで本当に色々あって。


そして3年目。

もし呼ばれて居ないと感じたら直ぐに辞めようと心に決めて、クマさんの好きだったPAULのパンとお花を持って出発。

涼しい風が吹きお天気に恵まれて、道中トラブル無く無事到着。


クマさんが存命の頃は毎年ご家族総出で参拝していたお寺。

昨年はアクシデント多過ぎてきちんと記憶できなかった。

今回は全て落ち着いて見渡せる。

全部記憶して心に留めた。


中ほどに進んでクマさん家のお墓に到着。


墓石にまで手を合わせるのはとても迷った。

でもやっぱり前にしたら合わさずには居られなかった。


クマさんが私の命の恩人であることのお礼と、残されたご家族の幸せを祈って。

人の道を外れた不義理のお詫びも含め、クマさんのご先祖様にご挨拶した。



インバウンドの観光客でごった返す中帰路に着く。

有名な神社仏閣に沢山の人。

公園の緑が綺麗で夕日がきれい。

クマさんが暮らした国の人や、出張で訪れてた国の人もいっぱい。


いつだったかクマさん、道に迷った外国の人に流暢な英語で道案内してたな…

ふとそんなこと思い出し。

なんでもない日常はクマさんとの思い出で溢れてて。

少し涙が溢れた。


夕食を子供と待ち合わせ。

苦労して大学受験を乗り越えた我が子は、今度は就活という荒波に。

舐め切った大学受験を猛省し、早くから就活準備に入って。

…お陰で面接荒らしと化した。笑笑


片っ端から合格を勝ち取って、内定だらけの結果に。

ギリギリまで札を残して、つい先月就職先を決断した。


「ママ、勤務先連れてったあげる」

そう言われて足を運んだ場所で息を呑んだ。

オフィスタワーのエレベーターに各企業の名前が出てる。

子供が決めたその会社は、クマさんが勤め上げた企業と同じオフィスタワー。

クマさんの会社の名前の上に、我が子の勤務先の名前があった。


こんな偶然…あるんだ。

生きてたらどれだけクマさん驚いただろうね。

そしてどれだけ喜んでくれただろう。

同じエレベーターで勤務先に向かってたかもしれないね。

クマさんが「バニーの子供と今日一緒やったわ!」って、笑って話そうな顔が目に浮かぶ。


私たちシンクロニティ本当に多かった。

食べること行動すること考えること…本当に驚くほど同じが多かった。

でもまさか子供があんなにいっぱい手札持ってて、その中から選んだ企業がクマさんと同じオフィスだなんて。


私がビックリしてたのに気づいて、さらに子供から被せる一言。

(クマさんの企業を指差しながら)「実はこの会社も受かっててん」

「ちょっと迷ったけどなぁ、辞退してん」って。

もーやめて。ここまで来たら笑うわ。



クマさんはもういない。

沢山の思い出を私の心と体に刻んで、この世からいなくなった。

でも亡くなってもなお、こんな形で登場するなんて。


本当に…

なんで私を置いて行ってしまったの。

バニーは寂しいよ。

寂しくて気が変になりそうな時あるよ。

会いたくて会いたくて涙が止まらない日もあるよ。


それでも私は生きてるよ。

少しづつ子離れしていきながら。


夫と二人で生きていく準備をしながら。

今日も生きてる。


クマさんがあの日救ってくれたから。

私を愛してくれたから。

必要としてくれたから。


バニーはなんとかかんとか生きてるよ。

クマさん、これで良いんだよね?