肩の夜間痛に関して、”夜中痛くて起きる””痛くて眠れない”なんてことないですか?

夜間痛は肩関節疾患の特徴的な症状の一つです!

 

特に

肩関節周囲炎

腱板断裂

 で頻度が多いとされています。

 

他には

・肩関節拘縮

・石灰沈着性腱板炎

・変形性肩関節症

 などでも夜間痛を認めます。

 

これまで、”皮膚温との関係を調べた報告”や、”関節包内栄養血管の血行動態変化、肩峰下滑液包内圧との関係を調べた報告”、”インピンジメントによるもの”や、”筋スパズムによるもの”など、様々な報告があります。

 

夜間痛の出現には睡眠中の姿勢が関係しているといわれています。

・・・上肢の肢位(腕の置く位置)はあまり関係がないようです。

   患側の肩を下にして寝ると夜間痛の出現頻度が高い研究結果も出ています。

   それは、患側の肩を下にして寝ることで肩峰下滑液包の圧が増加するためといわれています。

   また、患側を下にして寝ることで肩は水平内転位になります。

   この肢位により、肩峰下インピンジメントを誘発するため痛みが起こると考えられています。

 

でも、これはあくまでも仮説です!

 

痛みに関して全般的に言えることですが、痛みの評価はその人に主観が関係してきて、客観的に数量化することは難しいです。

 

人の痛みが目に見えてわかる時代が来れば医療も変わってくるかもしれませんね!(笑)