夫の突然の不調
約1年半ほど前、
夫が足の裏の痛みを訴えました。
足裏は第二の心臓と言われ、
東洋医学では湧泉（ゆうせん）という大切なツボが存在する場所。
生きるためのエネルギーが、
「泉」のように「湧」き出て、
生命力や生殖を司る最も大切なツボと言われています。
当初は本人もそこまで痛みがあったわけでもなかったので
様子を見ていたそうです。
その１ヶ月後には右足の側面が張るようになり、
あれよあれよと激痛に変わっていきました。
もう少し早く対応していれば
辛い期間も短かったのですが、
当時は私の出産が間近なこともあり
主人の症状に目を向ける余裕などありませんでした
主人は自然派とは言いませんが、
基本薬には頼りたくない人。
よっぽどにならないと薬を飲まない人が、
さすがの痛みに耐えきれなかったのでしょう、
鎮痛剤を飲んで仕事をしていたそうです。
仕事の時は交感神経優位の状態なので
痛みを忘れることもできますが、
帰ってくる時にはびっこを引いて帰宅する日々。
もちろん長距離は歩けないので、
休日出かけても800m度に休憩。
スーパーのレジ待ちはしゃがみ込み、
息子の野球の練習のお手伝いにもいけず。
主人が休みの日は遠出ができないので、
自然と私と子供で出かけることが増えていきました
治療院で言われた恐ろしい一言
１年前に、行きつけの治療院で言われた一言
『重度の坐骨神経痛だから、このままだと歩けなくなって車椅子生活になるよ。』
恐ろしい言葉を宣告されました。
主人はまだまだ働き盛りの４０代。
これから家も建てるし、一番下はまだ１歳、上の子たちは進学でこれからお金もかかる！
大黒柱の車椅子生活になんてなってしまったら、、、
私が、いや、家族みんなが大変なことになってしまう！！
そうなる前になんとかしないと！！
私にできることはないのか？
そう考えた時に、
以前からホームケアとして取り入れていたクレイと
足裏マッサージのリフレクソロジーをやってみようと思いついたのです。
どうしてクレイとリフレクソロジーなのか？
クレイとは天然のミネラルを含んだ粘土鉱物のこと
主な働きとして吸収吸着、イオン交換をします。
クレイは種類によって働きの得意分野が異なりますが、
体内の老廃物を吸収するデトックス効果や、血液循環を整えて冷えを解消したり、
お肌に栄養を与えてくれるなどのさまざまな効果があります。
吸収吸着、イオン交換作用は、クレイの構造に秘密があります。
これは一部のクレイの化学構成です
二酸化珪素（SiO2）
酸化アルミニウム（Al2O3）
酸化カルシウム（CaO）
酸化鉄（Fe2O3）
酸化カリウム（K2O）
酸化マグネシウム（MgO）
酸化ナトリウム（Na2O）
酸化マンガン（MnO）
酸化チタン（TiO2）
酸化リン（P2O5）
これら化学分子は、それぞれマイナスとプラスの極性を持っています。
難しい話はあまりしたくないので簡単にいうと、
マイナスとマイナスは弾けますが
マイナスとプラスは引き寄せ合います
同じくプラスとプラスは弾けますが
プラスとマイナスは引き寄せ合います
クレイはマイナス電荷を多く持っているので、
体内のプラスの極性を持った老廃物は、マイナス電荷のクレイに引き寄せられるということなのです。
だからクレイを肌に乗せると、
肌に付着した埃や花粉などのゴミを吸着し、
体内のゴミ掃除をしてくれるわけです。
イオン交換のお話はまたどこかで詳しくお話ししますね。
リフレクソロジーとは反射学のこと
「リフレックス（反射）」と「ロジー（学問）」をつなげた「反射学」を意味します。
足裏から反射区を指圧し、間接的に臓器に働きかけ、
血液、リンパ、水、経絡、気の流れなどの全身を整えて
人間が持っている「自然治癒力」を最大限に引き出す作用があります。
坐骨神経痛の原因は？
坐骨神経の原因はさまざまありますが、
東洋医学の観点から考えると
冷え、血の滞り、腎の弱りが考えられます。
初めのサインは足の裏から。
湧泉（ゆうせん）という大切なツボが存在し、
経絡（けいらく）は腎系の経絡です。
腎は発育、発達、生殖をコントロールし、
腎精という生命力を溜めるタンクの役割を持ちます。
タンクに溜めている精は、
生まれた時には満タンですが
４０代を境にどんどんなくなってしまいます。
そして最後はエンプティーの状態となります。
乱れた食生活や運動不足、そして慢性的ストレスを抱えていると腎の精は当然虚してくるので、
疲れやすい、足腰のだるさ、腰痛、冷え、頻尿、白髪が増える、抜け毛が目立つ、
耳のトラブル、むくむ、手足の痺れなどの症状が起こってきます。
まさに主人は腎が虚していました。
もしかしたら、
クレイとリフレクソロジーは、今の主人に効果的かもしれない。
そんな期待もあって、
クレイパックや足湯、足のマッサージを取り入れ始めました。
クレイパックと足湯
クレイパックとは、
クレイに精製水を加えペースト状にしたものです。
パックはどこの部位であっても週に2回までときまっています。
足湯は毎日行えるので、
足裏パックができなかった日は足湯を行いました。
主に使用したクレイはイエローイライトとレッドイライト、
そしてグリーンモンモリオナイト。
仕事でカラダが疲れた時はイエロー
冷えによって痛みが強いと感じた時はレッド
踵の乾燥がひどい時はモンモリオナイト
こんな感じで使い分けていました。
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写真はモンモリオナイトの足裏パックです
片足70gずつを15分間パックします。
クレイ足湯は、
足首までお湯を張り、精製水で溶かしたレッドクレイ20gを投入して15分間入ります。
レッドは血液循環を整えるのにはもってこいのクレイ。
血流障害によって起こる様々な症状に使えますが、
禁忌事項があるので使用する時は十分注意してください。
パックや足湯の後にはマッサージを30分間行いました。
鍼灸師の義理姉が帰省した時のみ鍼を打ってもらい
同時に血をきれいにする食材や、
腎を労わる食材を集中し、
早寝を心掛けさせこと半年。
夜型人間の主人は、早寝が一番難しかったですが
見事に主人の坐骨神経痛が解消されました
主人の嬉しい変化
1年以上痛みと闘っていた主人。
痛みや不安のストレスで常にイライラしていたな〜
そんな痛みから解放されたお陰で
イライラや子供たちに八つ当たりすることも減りました。
彼には相当なストレスだったのでしょうね
足が軽くなって気持ちも前向きになり、
昨夜はランニングまでしていました
いきなりは負担になるからやめてよね、と言いましたが
それくらい嬉しかったんでしょうね
カラダが変わると、ココロも前向きになるから面白い
カラダとココロもは切っても切り離せませんね。
自然療法の可能性
私自身、今までさまざまな自然療法を試してきました。
アロマテラピー、ハーブ、フラワーレメディ、ホメオパシー、
はちみつ療法や運動療法etc...
．
効果はもちろん実感していましたし、
ホームケアとして今でも取り入れています。
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今回何より実感したのは、
自然療法の可能性を無限に感じたこと。
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『応用させない知識はただの情報に過ぎない。』
クレイの先生が仰っていた言葉です。
自分の知恵にするには、体験から体感し、経験することが必要なんです。
何度も繰り返して身につき、身につけることで自信にも繋がると思います。
今回はたまたま主人に合っていましたが、
坐骨神経痛の人全てに効果があるかは分かりません。
どんな自然療法を使うにも、
まずは本質を知ることが大切です。
使い方によっては逆効果になる可能性もありますので、専門の方に相談してもいいと思いますよ♪
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