先日「その夜の侍」ティーチイン付き試写会を観にいってきました。
まず言葉は悪いけどいろいろな匂いをリアルに感じるような映画です。
監督は演出の際、堺さん演じる中村は「悲劇のヒーロー」、木島は「過去を背負った男」のようなバックボーンは匂わせず、ただその人であってくれとお願いしたそうです。
それがすごいリアリティーを産み出している。
堺雅人さん演じる中村の眼は穴ぼこのようだし、
山田孝之さん演じる木島はどこまでもろくでなし。
堺さんは「リーガル・ハイ」や「大奥」のイメージからほど遠いほんと汚く冴えないおっさんで
山田くんは「勇者ヨシヒコ」とは思えないその辺のたちの悪いチンピラのにーちゃんで。
まずこの二人のインパクトにビックリする。
まず無我夢中でみたけれど、とにかく後から自分でいろいろ考えてしまう映画でした。
それはきっと説明が一切ないから。
自分で補足するしかない。でもこれが心地いいんですよ!
映画の余韻に浸るってのはこういうことなんだなと気づかせてくれた。
私は新井さん演じる青木の行動と台詞がすごく肝だなと思いました。
彼の一見「なぜにそこまで?」と思う行動の意味を考えてたら、何日か後にストンといろんなことが腑に落ちた。
対峙の時に中村が言った台詞の意味も。
木島は一見関係ないようで実はその心理を表すような台詞を何回も言うんです。
せわしい煙草の吸い方やふとした時の表情から、傍若無人然としながらも追いつめられてく木島の焦燥感が伝わってくるようでした。
最後の対峙によってその状態は解決されたんだろうか…
ぶつかりあうことによって何かが変わったかも知れないし、何も変わらないかも知れない。
答えは本人にしかわからないし、捉え方も人それぞれ。
ある人が「人と本当に真剣に向かいあうのはなんて疲れることなのか」と言ってましたが、
私、この映画に出てくる人物たちと真剣に向かいあって相当疲弊しました。
でもそれってリアルな人間関係ではなかなかできない。
いい経験をさせてもらいました。
何日も余韻を引きずる映画でした。
また早く観たい!!
そんな後を引く映画「その夜の侍」、オススメです☆
きっと何通りもの解釈が聞けると思うから…!
まず言葉は悪いけどいろいろな匂いをリアルに感じるような映画です。
監督は演出の際、堺さん演じる中村は「悲劇のヒーロー」、木島は「過去を背負った男」のようなバックボーンは匂わせず、ただその人であってくれとお願いしたそうです。
それがすごいリアリティーを産み出している。
堺雅人さん演じる中村の眼は穴ぼこのようだし、
山田孝之さん演じる木島はどこまでもろくでなし。
堺さんは「リーガル・ハイ」や「大奥」のイメージからほど遠いほんと汚く冴えないおっさんで
山田くんは「勇者ヨシヒコ」とは思えないその辺のたちの悪いチンピラのにーちゃんで。
まずこの二人のインパクトにビックリする。
まず無我夢中でみたけれど、とにかく後から自分でいろいろ考えてしまう映画でした。
それはきっと説明が一切ないから。
自分で補足するしかない。でもこれが心地いいんですよ!
映画の余韻に浸るってのはこういうことなんだなと気づかせてくれた。
私は新井さん演じる青木の行動と台詞がすごく肝だなと思いました。
彼の一見「なぜにそこまで?」と思う行動の意味を考えてたら、何日か後にストンといろんなことが腑に落ちた。
対峙の時に中村が言った台詞の意味も。
木島は一見関係ないようで実はその心理を表すような台詞を何回も言うんです。
せわしい煙草の吸い方やふとした時の表情から、傍若無人然としながらも追いつめられてく木島の焦燥感が伝わってくるようでした。
最後の対峙によってその状態は解決されたんだろうか…
ぶつかりあうことによって何かが変わったかも知れないし、何も変わらないかも知れない。
答えは本人にしかわからないし、捉え方も人それぞれ。
ある人が「人と本当に真剣に向かいあうのはなんて疲れることなのか」と言ってましたが、
私、この映画に出てくる人物たちと真剣に向かいあって相当疲弊しました。
でもそれってリアルな人間関係ではなかなかできない。
いい経験をさせてもらいました。
何日も余韻を引きずる映画でした。
また早く観たい!!
そんな後を引く映画「その夜の侍」、オススメです☆
きっと何通りもの解釈が聞けると思うから…!