マスターコースのアシスタント中、
コバのいいカメラでたくさん写真を撮った。
(終わってから、データが多すぎたらしく、コバに「撮りすぎー」と言われた(´・ω・`)
で、「ごめんなさーい」と言ったら「いいよー」とすぐに許してくれた(*´ω`*)
2日目の終盤に差し掛かった頃、
カメラを抱えてうろうろしていると、
一番前に座っていた受講生のヒカルが、
自分の後ろを振り向きながら、
こう言った。
「目の前ばっかり見てて気づかんかったけど、
後ろ向いたら、こんなに人がいたんや」
ちょうど、右端がヒカル
私が見えている世界も、
そうなんだなって、思った。
私は今もよく、
目の前の出来事に一喜一憂する。
褒められた
上手くいった
注意された
怒られた
目の前に起こる、
自分に見えている世界に一喜一憂して、
喜んだり
自信がついたり
悲しくなったり
傷ついたり
落ち込んだりする。
そして、
悲しいことや、
嫌なことや、
大事にされていないと感じることや、
不安なこと、怖いことが襲ってくると、
誰にも分かってもらえない気がして
誰にも好かれていない気がして
誰にも必要とされていない気がして
誰にも愛されていない気がして
こんな自分はダメなんじゃないか
こんな自分はいてはいけないんじゃないか
やっぱり役に立たないとダメなんじゃないか
やっぱり迷惑かける私はいちゃいけないんじゃないか
そんな、
ひどい焦燥感や孤独感にさいなまれることが、
まだある。
でもそれは、
目の前の、
狭い狭い、
自分の手の平くらいしか、
自分の膝の上くらいしか、
見ていないんじゃないだろうか、と思った。
顔を上げてみよう。
顔を上げたら、
あなたの周りには、人がいる。
あなたが話すのを待っている、人がいる。
あなたの横にも、
あなたの後ろにも、
あなたを見守ってる、人がいる。
あなたが、緊張している時、
同じように緊張している人がいたよ。
あなたが、必死に自分に向き合っている時、
同じように自分と向き合ってる人がいたよ。
あなたが、恥ずかしくて人の顔を見れない時、
あたたかい目で見ていてくれる人がいたよ。
あなたが、勇気を出して告白している時、
同じように勇気を出している人がいたよ。
あなたが、ほんとの自分を告白している時、
それを聞いて笑っている人がいたよ。
泣いてる人がいたよ。
そんなあなたでいいよって、
そんなあなたもOKだよって、
笑ってる人がいたよ。
私の周りも、
そうだったんだって思う。
見えないけれど、愛されていた。
見えないけれど、大事にされていた。
見えないけれど、気にかけてもらっていた。
見えないけれど、1人じゃなかった。
見えない愛情が、
私の周りには、
溢れるくらいあったんだって、思った。
私が欲しい形じゃなくても、
溢れるくらいの愛情が、
私の周りにはあったんだって、思った。