怖えええええ
それが読んでいる最中、または読了した時の感想です。
何が怖いかって、人間。
それは『バトルロワイヤル』のような究極の緊張事態に置かれたときにとる人間の行動といったものではないのです。
『告白』の怖さ、ここでは動物的ではない人間的な怖さを示します。それがある教師の告白から生徒らによって連鎖されていき、それぞれの行動とその裏にある背景が浮かび上がってくるところにあります。
真実が明らかになっていく過程だけが怖いのではありません。
一番怖いのは、最初に告白した教師のたんたんとした口調ぶりかもしれません。当事者なのにどこか客観めいている言い回し。血の匂いがしないのです。
それは各々の事情の告白にも勝るものだと思います。
人間は私たちの想像以上に怖いものだということを、矛盾するようですが、見事に想像で作者は著したのです。
順番として逆になってしまいましたが、ざっと説明を。
この小説は幾つかの章から成り立っています。そして章によって主役が変わります。
文体はですます調で、語彙レベルを考えても非常に読みやすいです。
読みやすいからこそ恐怖が伝わったのですね。
しほ

)
を聴きまくって(意識して?)書きました!

