Berry工房

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「ひどいよ。空ちゃん。
迷惑だなんて」


「ご、ごめん。」


謝ってはみたが…

本当は『信じられないんだから、普通迷惑だと思うだろう』と言いたかった。


「あっ、岡本さん♪」


岡本とは、さやの上の名だ。


「なに?」


「ん、まだ挨拶してなかったから。これからよろしくね♪」


「うん♪」


楽しそうに話をしている二人を見て、私は邪魔だろうと思い、自分の席へと戻った。


自分の席に着いて二人を見ていたが、佐倉くんとさやが並んでいると、まるで絵本から抜け出してきた、王子とお姫様のようだった。


私もあんなに綺麗だったらな……


そんな事を考えていると、話が終わったのか、さやが私の目の前まで走って来た。
あれから、教室に戻るとさやが待っていた。


「どうしたん?
さっき、佐倉くんと言い合いしてたみたいだったけど…?」



「…ぅん。あのね……


私は、さっきあった事を事細かく話した。


「えぇーー!!」


「ちょ、ちょっと//さや、声がでかい。」


「あっ、ごめん。
でも、佐倉くんが一目惚れねえ……」


私だって、聞きたいくらいだ。


「知らないよ。こっちだって迷惑ぅぉわ!?」


と、急に背中に重たいものが……驚いて後ろを見ると、それは佐倉くんだった。


.
「空ちゃん、本当の性格、クラスのみんなにバレたらやばくない?」


「えっ?」



「バレたくないよねぇ。優雅で知的な空ちゃんが、実は乱暴ものでした


なんて。」


佐倉くんが何か企んでいるような笑みを見せる。

「そ、それは……」


「なら、今から3週間!空には、俺を好きになってもらうから。帰りも一緒に帰ってもらうよ♪

バラされたくなかったら、言うこと聞いてね♪」

「…はっ!?何言ってんの…」



「…嫌?」

「ぇっ…//」


今、天使になっちゃいます?



私が戸惑ったのに気づいたのか、佐倉くんはニヤッっ悪魔のような笑みを浮かべた……


「という事で、3週間で空を手なづけてみせるからよろしくね♪」



「ええぇぇぇーーーー!うち、猫じゃない。」




「……ツッコムとこそこ…?まぁ、天然もいいけど…」


私はとんでもない悪魔に、捕まってしまったようだ。