いきなり思い出した。
書き残しておきたい。
今年の一月に大切な人を亡くした。
それは祖母です。
祖母は元々病気を患っていて、
入退院を繰り返してて、
よく病院に見舞いにいってた。
ある日、いつもと同じように働いてた。
18時。
会社に戻る途中に
珍しく親父からの着信があって、
まさかとは思ったけど、
「ばーちゃんが危ない。」
やっぱりそうだった。
上司に話をつけて、
太 田から伊勢崎に高速でむかった。
頭の中は真っ白でした。
ばーちゃんは、
母型の祖母で、
仕事で忙しい両親の変わりに
面倒をよくみてくれてた。
だからかな、すごい心配だったのはー。
ばーちゃんはよくこんなこと言ってた。
「お前は、お父さんとお母さんみたいに
頑張りなさい。けど、お父さんとお母
さんみたいにはなれない。」
「お前はお前で、
翔太には翔太の生き方がある。」
「お前は優しい子のはず。
ばーちゃんの自慢の孫だよ。」
それを毎回のように言ってた。
優しいんだけど、厳しい。
そんな祖母だった。
病院について、体が勝手に走ってた。
なぜかエレベーターぢゃなくて、
階段で7階まであがったのを覚えてる。
実は、その頃は仕事が忙しくて
全然見舞いにいけなくて
部屋が変わったのを知らなくて、
探し回って、ナースステーションで
教えてもらってわかった。
個室を慌てて開けたら
親父とおふくろとおふくろの兄貴がいた。
誰もなにも言わなかった。
「ばーちゃんは...?」
「今日を越えられるか、越えられないか」
親父が小さい声ではなした。
ばーちゃんは意識はあるが、
喋れない。話しかけても、
手を少し動かす程度。
「ばーちゃん自慢の孫だよ。
わかるか?ばーちゃん。」
泣きそうだったけどこらえた。
そのとき。
心拍数をはかってる機械が
急に激しく動きはじめた。
まさか。
慌ててナースコールを押した。
自分の誤解でした。
逆に心拍数があがってきたのでした。
音にびっくりして慌てて押した自分が
誤解してました。
つまり、落ち着いてきたってこと。
医師が遅れてきて、
大丈夫だね。って。
家族も医師もすごいほっとした。
その日は、おじさんに任せて、
自宅に帰り、翌朝から仕事にいった。
19時。
電話だ。
ってみたら上司だった。
「びっくりさせないでくださいよ(笑)」
電話きって画面をみると
電話アイコンに①とでていた。
それを見て嫌な予感はした。
そんときに。
「ちりん。ちりん。」
変な音が聞こえた。
車内にいたけど、そんな音を
出すものはなかった。
キーホルダーはついてないし、
鈴なんてもってのほかない。
そして。
着信は親父だった。
すぐかけた。
「ばーちゃんが亡くなった。
いま、ばーちゃん家にいる。
気をつけて帰ってこい。」
なんも言えなかった。
わかってはいたが、
なんもできなかった。
すぐ会社に戻り、
上司に話をつけて、
なにも考えられなくて、
今回は下道で玉村のばーちゃん家にー。
運転中涙がでなかった。
なにも考えられなかった。
ただ、頭によぎったのは、
「お前は自慢の孫だ。」
ばーちゃんの言葉でした。
ばーちゃん家着。
倉林家(ばーちゃん家)は親戚が多い。
そのため車が止められないので、
路駐して走った。
部屋を開けると...
みんながこっちを向いて、
誰かがいった。
「和子(ばーちゃん)、
自慢の孫が帰ってきたよ。」
泣きながらいった。
泣きじゃくるおふくろ。
無言の親父。
葬式の準備を話し合う叔父。
ばーちゃんとこから離れない、
じーちゃん。
「翔太。ばーちゃんとこ
いってあげな。かわいがって
くれたんだから。」
誰かが呆然と突っ立ってた自分に
泣きながらいった。
「ばーちゃんただいま。
自慢の孫だよ。わかるか?
ばーちゃん。なんとかいってくれよ。」
「叱ってくれよ。また
自慢の孫だっていってくれよ。」
親父が
「翔太。静かに眠らせてやれ」
って。
そこでやっと涙がでた。
そう、そこで死んだことを信じたのかも
しれない。
次の日ー
通夜
悲しみを背負ったまま
あまり受け入れられない、
いや、受け入れたくない、
ばーちゃんの死。
そんな中、
通夜が始まった。
そこでお坊さんが通夜の前に
こんなお話しをしてくれた。
みなさん。大切な人をなくして、
悲しいでしょう。神を憎むでしょう。
でも、なにも変わりません。
では、倉林和子さんの死を
受け入れなければなりません。
倉林和子さんの死を無駄にはできません。
無駄にはしたくはないですよ。
倉林和子さんはあなたがたへ、
大切なものを残してくださいました。
それは、
「一日と一日と一日を大切に。」です。
倉林和子さんは、
突然亡くなりましたね。
前夜には容態は安泰したと聞いてます。
死にたくて、死んだのではございません。
生きたかった。そんな想いがあったはず。
でも、亡くなりました。
つまり、
いつ、どこで、死にいたるか、
わからないということです。
もしかしたらですが、
いま突然隕石が落ちて、
地球がなくなるかもしれません。
縁起でもないことを言いますが。
もしかしたら通夜の帰りに誰かが、
事故でなくなるかもしれません。
もしかしたら明日朝起きたら
亡くなっているかもしれません。
もしかしたら私がお経を読んでいるとき
いきなり亡くなることも
ありえますよ。
人間の死は、天のさだめ、
天命により決まるという説もございます。
生まれてきた瞬間に決まるとも。
でもいつ死ぬかなんて
誰にもわかりません。
そして天命は己の力で変えられます。
だからこそ、
一日を大切に
そして一日を大切に
また一日を大切にしてください。
あなた方が大切にするものは、
「一日と一日と一日です。」
倉林和子さんが
あなた方に最後に残した
教えです。
忘れないでください。
「一日と一日と一日」
と話してくれた。
確かにそうだと感じた。
涙が自然に流れた。
ばーちゃん
一日を大切にするよ。
そして一日を大切にするよ。
また一日を大切にします。
ばーちゃんが残した教え、
一日と一日と一日
無駄にはしないよ。
ありがとう。
「あなたは自慢のばーちゃん」
「あなたの自慢の孫」より。
ってことで
一日一日を大切にしなくちゃね(^ ^)
頑張ろう!
