ををを、Yahooのブログだけじゃなく、やはりこちらも放置しほうだい。。。

 

で。

ずいぶんヒサシブリに書く気になったわけですが。

 

なにかというと、忍ちゃんのシート。

 

前々からやろうやろう、と思ってはいたものの、「めんどい」+「手持ちのタッカーの針が長い」という

スゴイ理由で手付かずだった、「シートの中抜き加工」です。

 

「中抜き」って?

まぁ、正式名称なのかどうか知りませんし、「裏抜き」と言っていたような気もしますが。

そもそも、以前フォルツァに乗っていた時にお世話になった方に教えていただいた手法なのです。

 

フツー、シートの「あんこ抜き」というと、シートウレタンの上面から削っていくと思うのですが。

それだと、シート表皮を張りなおしたときにしわになる、とか、

シートが薄くなるから座り心地悪くなる、とか、もろもろ問題あり。

 

それに対し、「中抜き」ってのは。。。

シートの裏側から、中のウレタンを抜いていく手法です。

感覚てきには、シートの中に空洞を作り、何カ所かの柱でシートウレタンの上部を支える、みたいな。

 

そうすると、何がウレシイか、というと。

・乗車していないときのシート高は変化なし(そもそもシート上面の形状は変化なし)。

  =シート表皮を張りなおすとき、しわにならない。

・ウレタン内部が空洞なので、座ると柔らかい(もちろん抜く加減による)

・上記のように「やわらかい」=「沈む量が多い」->足つきよくなる

 

で、わたしはこの「中抜き」、教えてもらったMF08のフォルツァ以降、すべての車両に

やってきたのですが。。。

 

都度、問題となったのは。

 

シート表皮を張りなおす際に使用するタッカーの針です。

タッカー本体、および針はダイソーで購入した安物ですが。

 

針の長さが、7mm(7.7mmだったかな??)で、シートの場所によっては長すぎてそのままでは足に刺さってしまう場合も。

なので、そのような場合は針をグラインダーで削ってから打ち込む、という

涙ぐましい努力をしていたのですが。

 

本日、ダイソーをうろうろしていたら、とうとう長さ6mmの針を見つけまして。

で、さっそく買ってきて忍ちゃんのシートの中抜きを実施したワケですね。

 

以下、その様子。。。

 

まずは、シート表皮をはがしまして。。。

あ、まぁ、すべて外す必要はなく、後ろは針を止めたままです。

 

で、ウレタンを外しまして。。。。

 

その外したウレタン部分。

 

裏返すと、こんなん。。。。

 

これを、裏側からほじくっていきまして。。。

こんなアンバイ。

 

単純に裏から削ってしまうと、座った時に底突きしやすくなってしまうので。

底面のウレタンはなるべく残し、内部をくりぬく、というカンジ。

 

で、その空洞も、大きすぎると柔らかすぎ=底突きしやすくなるので、

そこはいくつもの「柱」を残しつつ、「いいアンバイ」に。

 

ちなみに。

今回、足つきをさらによくするため、停車時に足を延ばしたときに

内ももにあたるあたりのシート横部分は、かなり柔らかくなるよう、大目に抜いています。

 

抜いた量はこんなもん。。。

 

・・・うーん、比較するものがないのでわかりませんね。。。

まぁ、ここはその人ごとの体重、好みなどにより変わるので、様子をみながら。

 

ちなみに、抜きすぎたな、とおもったら、この抜いたウレタンを穴の中にもどせばよいわけです。

なので、あまり神経質にならないでよいかな???

 

ところで、ウレタンを抜くとき、私は。。。

ラジオペンチを使います。

 

テキトーにつまんで、穴開けて。

穴をあけたら、中の空洞を広げるように、さらにつまんでちぎっていく。

 

このとき、単純に「つまんで引っ張る」とやると、ウレタン上面(つまり座面)に穴をあけやすくなります。

 

ウレタン上面に穴をあけてしまうと、場所によってはちょっと補修がやっかいです。

シート表皮を張った時、密着する部分だと穴がわかってしまいます。

補修をしても、やり方がヘタだとつなぎ目がわかって今うことも。

 

なので、抜くときは、ラジオペンチでつまんだら、「ぐり」っとペンチをひねって、

つまんだ部分のみちぎるイメージでやってます。

あと、片手を抜いている部分の座面にあてて、穴が開かないように

感触を確かめながら。

 

ってなカンジで抜いていき、シート表皮をもどしてタッカーで針をうってもどします。

あ、Ninja1000の場合、前述の6mmの針でダイジョーブ。

※まぁ、厳密にいうとわずかにウレタン部分に飛び出る部分もありますが、

   ほんの僅かなのでだいじょーぶ。ノーマルで止めている針も同じ長さだし。

 

上の写真は、中抜き実施後に表皮を張りなおした完成状態。

ね、シワなどないでしょ。

 

で。

装着写真はないのですが。。。

 

横部分を抜いたこともあるので、足つきはわずかですがよくなっています。

ノーマル状態では、「両足でかかとがうく」程度でしたが、

中抜き後は「両足でかかとが”ほんの少し”うく」程度に。

ん?変わってない??

いや、まぁ、少しばかりですがよくなってますから。。。

 

さて、乗った感じはどうか、というと。。。

まだ走ってないのでわからない。。。

 

ノーマルでは2時間乗車でケツが痛くなってましたが、おそらく、

もう少しは耐えられるようになっているのではないか、と。。。

 

あ、ちなみに。

今回、私はやりませんでしたが、

この手法であれば、シート上面の形状は変わらないので、

裏を大きめにぬいて、ゲルザブやら低反発のウレタンやらを仕込むのも

やりやすいです。

・・・たぶん。