『パビリオン山椒魚』観にゆきまして、期待通り笑わせて頂き、わらわは満足じゃ。
とにかく芸が細かい。
そして三枚目のオダギリジョーは素晴らしい。格段と輝いている。
(さらに言うなら、やはり彼はジョニー・デップとキャラが被る。)
『亀は意外と速く泳ぐ』がナンセンスコメディーなら、こちらはナンセンスミステリーです。
中弛みすることもなく常に引き込んでくれる映画!

 天才レントゲン技師、芳一(オダギリジョー)の元へ
 サラマンドル・キンジロー財団が飼育管理するオオサンショウウオのキンジローが本当にあのパリ万博へ渡ったサンショウウオかどうかの真贋を、レントゲン写真を撮って確認する
 と云う仕事が舞い込んできた。
 妹の結婚資金の為に仕方なく引き受けた芳一は、サラマンドル・キンジロー財団の末娘、あづき(香椎由宇)に出逢う。
 様々な陰謀が渦巻き、絡まりあう中
 芳一(30歳)はあづき(18歳、高校生)に恋してしまう。


と云うような話です。
芳一の恋に落ちる前と落ちた後の変化っぷりが・・・失笑。
ここまで人ってはちゃけちゃうもんなのね。
まさに恋は盲目。
最後あづきちゃんに「きもいけどかっこいい」とか言われている様も面白かったです。
『亀速』同様、DVDでまた細かい部分チェックしたい作品に出逢いました。

劇中に出てくる架空の笛午弁での万能挨拶、「御免らっしゃ」を広めたい…。マイブームになりそうです。