指先から放たれた

空-くう-に散る 無数の言の葉

形だけを残し

風を興し 一過の嵐となるも

そこに 霊-たましい-は在りや

噛み砕け

飲み下せ

己の血を通わせよ

切り開いた胸の 痛みと共に

永久-とわ-のものと覚悟せよ

漂う澱が 降り積もり

心が木偶に なる前に