続[震災後の朝ドラに涙]
クライマックス直前に東日本大震災の影響で放送を一週間程中断したNHK連続小説[てっぱん]。中断前と再開後私のこのドラマに対する見方は大きく変わった。肩を寄せ合い、支え合って生きる登場人物達の姿に、泣けて泣けて仕方がなかった。震災で日常が一瞬で壊れてしまう怖さや、被災地で助け合って懸命生きている人達の映像に触れ、いろいろな感情がないまぜになっていたのだろう。思えば、社会現象にまでなった前作[ゲゲゲの女房]の後で、[てっぱん]
はさぞやりにけったに違いない。[ゲゲゲ-]と違い、登場人物は普通の人達ばかり。新進女性お笑いコンビ[アロハ]のコントに、[何があってもへこたれずに前向きな「朝ドラ風女子」]というネタがあるが、ヒロインあかり(滝本美織)はまさにそのタイプ。出生の秘密も持ち前の明るさで乗り越える。故郷の広島・尾道の家族や、大阪の下町で祖母が営む下宿に集う人達は人情に厚く、ややお節介な所はあるものの、家族や親戚といった血縁がなくても強い絆で結ばれている。改めて[てっぱん]は、朝ドラらしいドラマだったと思う。普通の人達の日常を描き、そこにはお互いを思い合う心がたっぷり詰まっていた。そんな人間関係の温かさは震災で不安を感じている視聴者を癒してくれたのではないだろか。[ゲゲゲ-]の余韻にまだ浸っていたかったころ、オープニングの[てっぱんダンス]に衝撃を受けたが、今は大きな意味があった要に感じる。同じ町の人や同じ学校に通う友達によるフォークダンスか、はたまた盆踊りか。このほのぼの感、一体感が今、日本中に広がってほしいと切に思う。NHKには是非「続編」の制作をお願いしたい。(放送作家・山田美保子)
~福井新聞社~
より抜粋
はさぞやりにけったに違いない。[ゲゲゲ-]と違い、登場人物は普通の人達ばかり。新進女性お笑いコンビ[アロハ]のコントに、[何があってもへこたれずに前向きな「朝ドラ風女子」]というネタがあるが、ヒロインあかり(滝本美織)はまさにそのタイプ。出生の秘密も持ち前の明るさで乗り越える。故郷の広島・尾道の家族や、大阪の下町で祖母が営む下宿に集う人達は人情に厚く、ややお節介な所はあるものの、家族や親戚といった血縁がなくても強い絆で結ばれている。改めて[てっぱん]は、朝ドラらしいドラマだったと思う。普通の人達の日常を描き、そこにはお互いを思い合う心がたっぷり詰まっていた。そんな人間関係の温かさは震災で不安を感じている視聴者を癒してくれたのではないだろか。[ゲゲゲ-]の余韻にまだ浸っていたかったころ、オープニングの[てっぱんダンス]に衝撃を受けたが、今は大きな意味があった要に感じる。同じ町の人や同じ学校に通う友達によるフォークダンスか、はたまた盆踊りか。このほのぼの感、一体感が今、日本中に広がってほしいと切に思う。NHKには是非「続編」の制作をお願いしたい。(放送作家・山田美保子)
~福井新聞社~
より抜粋


も新しくかっちゃいました。