職場に弟の担任から電話がかかってきて

「おにごっこをしていたら咳が止まらなくなりました。」と。

わお。

弟は喘息気味で咳が出たら吸入をしている。

今日は気温も気圧も安定していたので油断していた。

しまった。吸入器を持たせるの忘れた。

急いで実家に電話して祖父に吸入器を届けてもらう。

大きなケガじゃ無くてよかった。

仕事中に学校から電話がかかってくるとドキッっとするな。

帰ってすぐランドセルに吸入器を忍ばせた。

***

1年生に宿題が出始めた。

毎日プリントにひらがなを一文字ずつの宿題。

兄さんは「やりたくない～やりたくない～」と嫌々やって、汚い字を書き直しさせるとシクシク泣いていたのを思い出す。

いや、今もあんまり変わってないけど。ふふ。

しかし、弟は凄い！

まず一回ずつ書いて

「うーん、ここがなんかちょっと違うな～･･･」と言いながら消して書き直す。

「いや、まだ、ここがなんかちょっと･･･」と言って書き直す。

「こっちもなんかちがうなー・・・」と言って書き直す。

これを何度も何度も何度も繰り返して

鉛筆が丸くなってくると削りに行って・・・

書いて～消して、書いて～消して、書いて～消して、、、

もうほとんど全部の字を書き直して

見かねた私が「も、もう十分良いんじゃない？」と止めるほど。

本人曰く、先生に一文字も直されたくないらしい。

全部花丸がほしいんだ！という願いが強い。

お、おう、、、なんだ、弟、凄いぞ。

私も兄さんタイプの人間で今まで生きてきた。

とりあえずプリントが全部埋まれば「はい、終わり。」

「まぁいいか」の精神に乗っ取って生きてきた私には驚きの思考だ。むふ。

自分の中には無いパターンの人間で、

こんな子どもも存在するのだな！と驚く。

そう言えば弟が2，3歳の時も

こんなに野菜をパクパク食べる子どもって世の中に存在するのだな！と驚いた覚えがある。

ちなみに、兄さんも私もほとんどの野菜が苦手で生きてきた。

そういえば私はコツコツ勉強するのが面倒で苦手だった。

母親に勉強しなさいと何度言われたことか。

私の妹は誰にも言われなくても勉強するタイプだった。

もういい加減に勉強をやめて寝たらと母に声をかけられていたのを思い出す。

そうだ、言われなくても出来る人間ているんだな。

私の中から自分とは正反対の人間が生み出されている。摩訶不思議な生産性。

同じ腹から産まれても

こうも違うかーと実感する。

色んなタイプの人間がいるんだな。当たり前だけど。

兄さんタイプ、弟タイプ、それぞれに声かけの仕方を変えていきたい。

育児の学びを日々感じています。

本当に何度も書き直していて尊敬する。

花丸に喜びを感じる弟。凄い。

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こんな子どもも存在するのだな。