AGA(男性型脱毛症)の治療を始める際、「治療を開始したのに、以前より抜け毛が増えたように感じる」と不安になる方は少なくありません。こうした変化のひとつとして知られているのが、「初期脱毛」と呼ばれる現象です。
初期脱毛は、主にミノキシジルなどの治療薬で比較的目立って語られることが多い現象ですが、フィナステリドやデュタステリドを含むAGA治療薬全般において、人によっては経験することがあるとされています。治療の影響で、成長が止まりかけていた毛髪が抜け落ち、新しい髪へと生え替わる過程で起こると考えられています。
そのため、初期脱毛は決して治療が失敗しているサインとは限らず、薬が作用し始めている過程のひとつと考えられることもあります。抜け毛が増えてきたときに焦らず「治療の途中でこうした変化が起こることもある」と受け止めておくと過度に心配せずに済みますね。ただし、心配な時は迷わず医師に相談しましょう。
初期脱毛が見られる時期や期間には個人差があります。
一般的には、治療開始から数週間〜3か月程度で落ち着くとされていますが、体質や治療内容によっては、それ以上続くケースもあります。すべての人に起こるわけではなく、起こったとしても一時的な変化にとどまることが多いとされています。
ただし、抜け毛の量が明らかに増え続けている場合や、急激な薄毛の進行を感じる、強いかゆみ・発疹・むくみ・動悸など、他の症状を伴う場合には、初期脱毛以外の要因が関係している可能性もあるので、自己判断せず早めに医師へ相談すようにしましょう。
AGA治療は、短期間で結果を判断するものではなく、一定の期間をかけて頭皮環境や毛周期を整えていく治療です。一時的な抜け毛の変化に、必要以上に不安を感じすぎる必要はありません。疑問や不安がある場合に自己判断で症状を悪化させないためにも、AGA治療を専門とするクリニックで医師に相談しながら、無理のないペースで治療を続けていくことが大切ですね。