2日間の休み(私の仕事はシフト制で、あえて設定しなければ連休にはなりません)を作り、湯河原へ行きました。
普段のちょっとした休みなら近くの山に日帰りで行くのですが、今は猛暑でとても近場の低山に行く気がしません。
暑い時は海でしょ!と去年ふと思い、一度熱海に行って海に浸かったのですがなかなかよかったので、今年も海に行くことにしました。
ただ、海には全く慣れてないので作法がわからないし、何より一人で海ってどうなの?感がすごくあります。
山は、いいのです。
グループもカップルも友達同士もいますが、一人の人も結構いるので浮くことはないです。
しかし、海。
海に一人で、サーファーなど以外で、ただぷかぷか浮くくらいで、行く人がいるでしょうか?
海に慣れてないので、そんな人がいるかどうかもわかりませんが、とにかく真夏の低山に耐えられそうにないので海に行くことにしました。
昨年も、入ってしまえば他人目はあまり気にならず楽しめたので。
私は埼玉県民になりましたが、上野東京ラインを使うとダイレクトに熱海まで行けるので何の問題もないです。
ですので、熱海近辺の海に、せっかく温泉地なので一泊して行くことにしました。
今は、たいしたことがない宿でも外国客の増加と物価上昇のため高くなっています。
私は常日頃慎ましい生活を送っていますが、こういうことにはお金を使います。
使うというのはどこにもいかないのではないということで、やはりお金はないので安いところに泊まります。
山小屋は安いところはないですが、それは必要経費なので納得してます。
そうでない場合は安いほうがいいですが、ゲストハウスは落ち着かないのでできたら避けたいです。
と、いうことで検索し、湯河原のホテル四季彩というところにしました。
8000円台でバイキング2食付、しかも夜はアルコールも飲み放題です(以前も一度系列ホテルに泊まったような気がします)。
もちろん湯河原なので温泉にも入れます。
何よりアルコール飲み放題、に惹かれて決めました。
当日。
やはり猛暑です。
せっかく行くのだから、近辺を軽くハイキングもしたい、と検索して十国峠というところに行くことにしました。
ケーブルカー?に乗るのは意に反するので、下の公園から歩くことにしましたが、真夏、公園にいる人はいませんでした。
虫いそうだな、と思ったので虫除けスプレーを使いましたがヤブだらけなので虫が寄ってきます。
とにかく猛烈に暑く、大した距離でもないのに汗だくになりながら登りました。
息もちょっと苦しくて、「こないだのパノラマ銀座の時の軽い高山病チックなのが癖になってるのか?」と不安に。
似たような息苦しさがありました。
熱中症的症状でしょうか。
とにかく上がるとお寺がありました。
ちなみに私はこういう、住職が人気を得ようとして最近作ったような出来合いのものが好きではありません。
こういう地蔵や仏だけでなく狛犬もよく入れ替わっていますが、昔のものが好きです。
昔の人が、槌やノミで心を込めて作ったものと、最近の、なんだか決まった型から作られたようなどこにでもありそうなコンクリートチックなものは全く違います。
とくに、名工などではない、地元の人が一生懸命作ったんだろうな、みたいな石仏が大好きな
私にとって、入口にあった地蔵は引きましたが、中にはいってみると苔むしたいい感じの地蔵や仏がたくさんあって、思いがけずいいところに来た!と嬉しくなりました。
その寺の墓地を通って十国峠へ。
墓地からは先程と違い、藪はなくなって整備されているので、暑いけれど気持ちよく歩けます。
十国峠の名前はこういうことか、と納得する素晴らしい展望です。
夏なので十も国は見えなかったと思いますが、それでも四方が開けていてとてもいい感じの展望でした。
また藪か‥と思っていたのですが、こちらのルートはとてもよく整備されていました。
これが春や秋ならば、気持ち良いハイキングが楽しめると思います。猛暑の中はやはり暑かったですが、沢沿いが多く、そのため暑さも少しは和らいだのではと感じました。
本当はここからもっと奥の神社に行きたかったのですが諦めて、不動滝というところにだけ、涼を求めて行ってみることにしました。
しかし、暑すぎます。
ようやくたどり着いた滝は‥これならさっきの山道にの沢のちょっとした段差の流れでいいや、という感じでした。
暑さに疲れ果てたのでバスでホテルまで。
大して歩いていないのですが暑くて疲れていたので早く風呂に入ってさっぱりしたかったのですが、びっくりするくらいフロントの人が手際が悪く、いつまでたっても解放してくれません。
これまでこんなにチェックインに時間がかかったことはなかったです。
なんでこんなにモタモタしたのかもわからないまま、どうにか解放され、部屋へ。
思ったより広い部屋ですが、なんだか臭い。
畳や壁が剥げているのはまあいいとして、臭いは気になります。
おそらく何かの臭い匂いを、消臭剤を振りまくことで誤魔化そうとしたような臭いです。
私は消臭剤の臭いも大嫌いです。
化学的な臭いには忌避感があり、気持ち悪くなります。
お風呂は、クチコミでは評判がよいようでしたが消毒の匂いが。
やっとお待ちかねの夕食バイキングタイム。
こういうところのバイキングは出来合いのものを盛り付けているだけでしょうから期待はしていませんでしたが、ビールの飲み放題には期待していました!
バイキングなのでつまみになるものが豊富ですし、ビールを与えておけば満足する私はこれには文句はなかったです。
しかし翌朝のバイキングは、時間に行くとと席がありません。
いや、席はたくさんあるのですが連結されているテーブルばかりで、その連結されたテーブルには「6人利用」「4人利用」なとグループ利用を促す札が置いているので、座っていいのかわかりません。
二人がけのテーブルはすべて埋まっています。
その辺りにいるスタッフに聞いてみましたがどこかに行ったまま帰ってこないので、仕方なく自分でテーブルを離して利用しました。
良くないのかもしれませんが、グループ席はたくさん空いていたので‥。
安い宿なので、はなからサービスに期待はしていませんが、ちょっと私には合いませんでした。
ともあれチェックアウトして海に向かいます。
結局、駅からバスですぐの海水浴場に行くことにしました。
昨年行った熱海の海には公営のロッカーがあり、無料シャワーもありましたが、どうもここにはそういうものがなく、海の家があるのみらしかったのでドキドキしていました。
一人で海の家を利用するのか、それとも利用せずにやり過ごせるのか。
利用方法もわからないですしできれば利用せずやり過ごしたいところです。
バス停を降りてすぐに海です。吉浜海水浴場というところです。
海を間近に見て気分が上がります。
波も上がってました。
ここは結構波があって、サーファーなどもいるようです。
昨年のことを踏まえ、今回は浮き輪持参で来ました。
海の家があるので借りられるのでしょうが、熱海の時は買おうとすると現地価格で結構高かったので。
海の家はいくつもありましたがやはり私にはハードルが高かったので、ホテルから海に入る用の服を着てきていましたし、浮き輪を膨らまして海に向かいました。
これは、浮き輪がなければ無理でした。
去年の熱海は波もなくただふわふわしていただけでしたが、ここは定期的に波が押し寄せてきて、大きい波の時は浮き輪に入っていても波にのまれてしまいます。
でもそれが楽しい。
波にのまれて完全に波の中に入ったまま押し流されてしまい鼻の中にも海水が入って大変なことになるのですが、足がつくくらいのところなので危険はなく、楽しめました。
一人の人はやはりいなさそうでしたが、海に入ってしまえば去年と同じ、あまり気になりません。
猛暑で海水も冷たさは全くなく、ぬるくていつまでも浸かっていられそうですが、波にさらわれるのに疲れてしまいました。
でも、アトラクションのようでしたし、アトラクションよりすごくて満喫できました。
その後の砂のやり過ごし方はやはりわかりません。
ちなみに、海水浴に行った時のスマホの扱い方もわからないので写真は撮れませんでした‥。
その後どうにかやり過ごし、五所神社を経て日帰り温泉へ。
神社好きなので寄ったのですが、思った以上に良かったです!
先ほど文句を言った七福神なる新しいなんちゃって像が置いてあってもやり過ごせるくらいいい気が漂っていました(できれば置かないでほしいですが)。
ここに至るまでは猛烈に暑かったのに、この神社の中に入ると、なんだかすごく涼しいのです。
大木はあります。
でも大きな木があるからってこんなに涼しいものでしょうか。(山の中はたくさん木があるけど低山は暑いです)
とにかく涼しいし気持ちの良い場所でした。
そこからみやかみ(お宮の上にあるからでしょう)の湯というところに行きました。
とてもきれいで、小さな施設だけど水風呂があり、水風呂好きな私にはとても良かったです。
それに、泊まったホテルからすぐの場所でしたがこちらは掛け流しのようで、消毒臭もまったくありません。
とてもリラックスできました。
後は上野東京ラインで帰るだけです。
文句もいいましたが、山(展望)に海に温泉にと、夏を満喫できました。
次に向け、海での作法についてもっと知っていきたいです。