引っ越しが終わり、自転車通勤になりました。
徒歩でも職場に行けるのですが、一度乗り始めてしまうとつい自転車にしてしまいます。
と、いうことで通勤に3時間以上かけていたのが5分程度になりました。
そうすると、スマホを触る時間も減り、それに伴いこういったグダグダの文を書く時間もなくなりました。
いえ、時間はあるのです。
通勤に要していた時間がまるっとなくなったのですから。しかしこれまで、持て余した通勤時間に書いていたので、自然に書く機会を失っています。
誰も待っていないので誰も困らないのですが、書かなくなったらなったで自分が寂しいのです。
引っ越しの片づけも一通り終わったので、やっと休日に出かけられることになりました。
雨ですが、それでも出かけるしかない(自分の中で)ので、行きやすくて雨でも登れそうな山、ということで秩父あたりのライトな山に行こうと決めました。
しかし、電車に乗っていても周囲はけぶっていて山は白い霧に覆われています。
あまり降っていると面倒だな、と思いつつ久々に書いています。
新しい職場に来ての私の仕事のストレスはほぼ通勤から来るものでした。その通勤のストレスはなくなりましたが、私という人間も常にストレスの種を見つけようとするようで、また引越しのあれこれで山にしばらく行っていないこともあるのでしょうか、なんだかイライラして職場の人にあたったりしてしまいました。
本当に厄介な人間です。
その人はいい人で何も悪くないので自分のせいなのですが、それがわかっていてもイライラが収まりません。
そんな自分にまた嫌気が差し、イライラが高まる、という悪循環にはまってしまっていたので、やっと休みの日になって一安心です。
こんな調子だったので、客観視できればイライラも収まるかな?と思い、なぜイライラするのか考えました。
が、思い当たるのはその相手の方が「立派すぎる」ということくらいです。
うまい方なのでちょいちょい「自分はダメなんだよ」みたいなところを見せても来るのですが、それはそう見せたい部分であって、全くたいしたことないダメさです。
私が威張りんぼなので、何でも自分でやろうとするその上司の方に、私にももっとやらせてくれ!でもそんな風にはできないだろうからいえない、というところだろうと思います。
その方は仕事もできるし、責任もちゃんと取ろうとするので、諸方面に気を配って仕事をされています。
そういう姿を見ると、「威張りんぼの私は将来今よりも威張れる立場になったとして、こんなふうに立ち回れるだろうか?きっと無理だ」と感じますし、ここで無理に自分がやったところで、こんな感じでできないだろう。でも後ろに立ってるばかりなのはつまらない、
そういうことでイライラするのだと思います。
と、いうことで、通勤による摩耗がなくなるとこんな風に自分を持て余し、ろくでもなくなってしまってます。
引越しのストレスと、引っ越し作業により山に行けてなかったことも悪い要因になっていたと思います。
でもこうして久々に外出し、この文章を書いてみると結構落ち着いてきました。
そんなイライラを人にぶつける自分のろくでなさが嫌だったですし、嫌だな、と考えていたのですが、頭の中で考えるだけでは足りなくて、やはり形にするって大事だな、と感じています。
書いてみるということは、より客観視につながるというか、という感じで落ち着いて来たところで、降りようと思っていた駅を乗り過ごしていることに気付きました。
それで予定を少々変更しました。長瀞の一つ手前で降りて、宝登山に行って、と思っていたのですが、長瀞に着いてしまったので、せっかくなのでまず岩畳の方に向かいました。
一応祝日ですが人もいなくて肌寒いです。それは暑いよりもいいのですが‥
岩畳を一通り歩いていって蓑山の方に向かうことにしました。
これまで、奥多摩をベースにして週末の登山をしていて、秩父にはたまに行くくらいでした。
それも秩父というかその手前の、西武秩父線沿線が主体だったので、秩父の山ってどうなんだろう?という感じがありました。
今後、しょっちゅう来ることになるだろうけど、奥多摩のように楽しめるだろうか、と。
岩畳はとても良く、道の駅を経て蓑山のルートに入りました。
道の駅は地元の野菜や惣菜がたくさんあって、帰りに来たかった‥と思いつつ軽めのものを買い求めました。
それから久々に山のルートに入りました。
雨は降っていませんが、天気は悪く、最近は毎日そんな様子なのでルートの中は草木が濡れていて霧に包まれていました。
電車の中から見ているときは、「そんな湿った中に入るの嫌だな‥」と思っていたのですが、入ってみるとなかなか幻想的で、湿気できのこがニョキニョキ生えていて、とても楽しめました。
「ああこれこれ」
と、久々の山の中に一人でいることが、しっとりと感じられて急激に楽しくなってきました。
私が仕事でイライラしていたのはこれだった、と。
私は楽しいことが大好きなのに、いつも自分の感情を大事にするあまり、楽しくないことがあると必要以上にフォーカスしていた。
そうではなくて、楽しいことが好きなら楽しいことにフォーカスすればいい、嫌なことの中にも面白いことを見つけて茶化せばいいし、上司が休日を犠牲にして働きまくっていても私は知らない、それでイライラして当たるよりも、働くところしっかり働いて、休むところは堂々と休み、山に行きまくればそれでいいんだ!
という喜びの蒸気に満たされました。
天気のせいか誰にも会わないですがすごくいい登山道で、緑に満たされて進んでいきました。
蓑山の公園について、私が大好きな神社にも行きました。
こんな良い神社が!と気分がまた上がりました。