デンタルブルー

デンタルブルー

ブルーって色々ありますよね。私のブルーは歯のトラブル”デンタルブルー”。絶望のリング上、長年激しい連打を受け灰になりそうな、心身ともに虫の息なオバサンのため息ブログです。主にエンドレスな歯の悩み、たまーに住んでいる台湾のあれこれや犬猫のホッコリ話です。

昨年のクリスマス、私は急遽、病院で眼球に注射を打たなくてはなりませんでした。長患いの黄斑変性症の治療です。定期診察の際、思いのほか悪化していたことが判明しました。


待合室では、となりのおじいさんのケータイから、ひっきりなしに可愛い猫の鳴き声が聞こえます。猫ゲー?なんかの着信音?気になる。


この日の注射患者は計6人。いつものように、看護師さんの後ろを、カルガモさながら一列に並んで手術室まで移動します。黄斑変性症は加齢性の目の病気なので、この治療を受ける患者は私を含め全員老人。一団の歩みは遅く、アクシデントも絶えません。カルガモ6羽のはずが、途中列から1羽が失踪し5羽になってしまい、看護師さんは「⚪︎⚪︎さーん!いますかー?」と大捜索。さらに手術室に着くと、今度はなぜか7羽も集まっていて、再度「あら?」となりました。次の組のカルガモさんがフライングで合流してしまったようです。


カルガモ達はみな老いているので、とにかく忘れ物が多い。提出する同意書、処方された目薬、自分の診察票、帽子やジャケット、お財布入れたバッグまで、あちこちに置き去りです。という私も血圧計の横にケータイを置いたまま忘却の彼方でした。


カルガモは番号順に椅子に座り、どちらの眼に注射をするかすぐわかるよう、手の甲に目印をつけてもらいます。


左眼が悪いので左手にマーク


この日は血圧が急上昇したカルガモさんが2羽もいて、そのうち一名は車椅子を頑なに拒否、看護師さんにただをこねます。


「病人に見えて恥ずかしい」

理由が可愛らし過ぎる


この日の注射はいつになく激痛で、私が目を押さえて呼吸を整えていると、看護師さんが「痛かった?どんな痛み?」と聞いてくれました。「目にメンタムって感じの焼け付く痛みですぅ」と涙声になると、後続のカルガモさんが体を硬くしました。「あ、すみません。怖がらせてしまって。私の目の調子が悪かっただけなんです」と言うと、看護師さんが「大丈夫、皆さんベテランさんだから、ね!」と言い、カルガモさん達は平気だよと手を上げ、みんなで小さく笑い合いました。


いいね、同じ悩みを持つ同士感


施術後は眼にガーゼが貼り付けられ、平衡感覚が失われます。ドアや機材に何度か肩を猛打し、そのまま眼科のお向かいの整形外科に直行しようかと思ったくらい痛かった…。


満身創痍


さて、台湾駐在中に、不注意から飼い犬を逃してしまった我が家。約一年後に奇跡的に見つかり、今台湾のお友達宅にて検疫手続き中です。年賀状が届きました。


AIです



意外かもしれませんが、亜熱帯エリアでありながら台北の真冬はかなり寒く、家は石造りなので、雨が降ったり寒波が襲うと毎年死者が出ます。リャンリャンは寝る時はネックウォーマーにふかふかパジャマ、お散歩時にはダウンジャケット着用。AirTagは2個、レインコートなんて3着も持っています。


こんなに大切にされたら

我が家に来た時ガッカリしちゃうかも

「こんなビンボー暮らしやんなる」

「あー、元のゴージャスライフに戻りたい」

「また家出しちゃおっかな」


いやいや、家出はマジ勘弁。血眼になって捜索したあの半年間のつらさはトラウマ級です。注げる資力には限りがあるけれど、愛情は惜しみなく注ぎますから、我が家でのんびり一緒に歳を取りましょう。


お迎え予定の5月まで

あともう少し

待っててね