い~ちゃんは小学校2年生の時に多動性障害と診断されました。
幼稚園のころは、さほど気にならなかったのですが
興味のあるものがあると
周りを気にせず走っていきます。
そう。小さい時には走ってばかりいる子でした。
それは個性だと思っていたのですが・・・
い~ちゃんは寝起きが悪く
せかされるのが大嫌い。
「早くしなさい!」
なんて言ったらもう終わりです。
動かなくなります。
普通にお母さんたちが言い聞かせる
言葉は、もはやい~ちゃんにとっては
機嫌を損ねる魔の言葉なんです。
今思うと、お友達と一緒に仲良く遊ぶ・・
そういう光景はあまり見なかったな~
いつも一生懸命一人で好きな事してた。
砂場でもお城を作って川を作って
本当に水を流して結構上手に作ってた
でも、1人で遊んでたな・・・
進級式の日、
子供たちは椅子に座って式を迎えるんですが
お母さんたちは子供たちの後ろに座って式を見守ります。
い~ちゃんは落ち着きがありませんでした。
一番後ろで、立ったり座ったりしていました。
「何してんだろう・・」と見ていたら
クルっと振り返り私を見つけると
たたたた・・・・・と私のところにやってきて
ばっち~ん!と腕を叩きました。
「痛い!」
その後、落ち着いたのか席に着きました。
どうも、いつもと違う園の雰囲気がいやだったようです。
母さんはい~ちゃんの精神安定剤的存在なんですかね~
まあ、私を叩いて落ち着いたならいいかね~
どうも、彼女の脳みそは
「想像性」の部位が非常に小さいので
予期せぬ出来事が起きると
パニクッてしまい、小さい頃は癇癪をおこして泣き
大きくなったら暴れ、部屋の物をめちゃくちゃにしていました。
例えば、朝遅れそうになったら
普通は急いで用意して間に合うようしますよね?
でも、い~ちゃんは動かなくなります。
これっぽっちも動きません。
で、学校の登校班の集合時間に間に合わないと学校に行けません。
遅れて教室に入るなんて!!!!
い~ちゃんにとっては恐怖でしかないのです。
それでも、訓練!?で少しずつ慣れていきましたが
小学校の頃が一番どうしてあげたらいいのか・・・
大変だった・・・かも?しれません。
それでも、い~ちゃんの夢中になっている笑顔が
私の励みでもあり、楽しみでもありました。
それにしても
進級式でのあのばっち~ん!は
けっこう痛かったですよ。
カウンセリングの先生も、よくドラえもんのキャラクターを例にお話してました。
個性が強いのは良いことのはずですが、理解されないと苦しいですよね。