女装。
アタシの女装は、絶体にドレスを着用する
事にしてるの。
普通の女が着るような服装では
女装はしないの。
徹底的に非日常を演出したいので
ドレスを着る。
それも、アタシ用に仕立てて貰うドレス。
オートクチュールつうやつね。
昔、オカマの女装は宝塚の娘役を
目指すのよと教えてもらったのよ。
だから中途半端は出来ないのね。
昔はよくクリスマスは女装して
あちこちのゲイバーやノン気のバーに
出没して、なんちゃってショウタイムを
しながら遊んだものよ。
一番はじめての女装の時は、その道の
プロの方(女装でご飯を食べてる方)
にメイクをしてもらったのね。
2回目からは、自分でメイクをするように
なった。
下手くそで、時間ばっかりかかってたけど
今となれば15分もあれば
ちょちょいのちょいで
できてしまう。
慣れって、恐ろしいわね。
最初はね、ただの女装してる
だけだったけど、段々と人様の前で
ショウタイムができるまでに進化して
しまって、今があるのよね。
慣れって、恐ろしいわね。
最初の頃は、口紅を塗るだけで
気持ちがキュ~ンってなっていたけど
今じゃ、ただの作業よ。
慣れって、恐ろしいわね。
女装の営業で6曲40分一本のショウタイム
なんかをやりだしてからは
クリスマスを理由に女装はしなくなった。
もう、お遊び感覚で女装が出来なくなって
しまったのね。
感覚がお仕事みたいになったのよ。
本当に慣れって、恐ろしいわね。
そう言うパターンはアタシだけではない。
ゲイバーのママ達は、稼ぎ時よ。
派手にやれば、実入りもそのぶん大きい。

某ドラマのパロディらしい。
毎年、この店のフライヤーには
笑わせて貰ってる。
辛いことがあれば、これを見て
笑いに変えている。
アタシのリビングに飾っている。
今年も新バージョンが増えて
もう1つ笑えるネタが増えたわ。
どう加工しても、場末感までは
加工で消せないのが良いわよね。

