例えば、自分の理想価格に到達したので、新規建玉のエントリーをしたとします。そして、自分自身の投資戦略としては、申し分のない価格帯で約定できました。 ここから先は、利食いラインを設定して、どれくらい収益が向上していくのか?果たして、利食いのボーダーラインまで価格が動いてくれるのか?など。期待を抱えながら、価格を見守っていきます。 しかし、いざ絶妙なタイミングで仕掛けをしたのにも関わらず、一向に価格は変動しない。むしろ、エントリーラインの位置から遠ざかっていき、「含み損」を抱えるようになってしまいました。 そうなってしまうと、当初より考えていた戦略方法に疑問を抱き始めるようになります。つまり、不安要素が膨らんでいってしまう状態に陥るのです。 エントリー前の心理状態は、とても安定していました。むしろ、これから先のトレード状況を考えると、ワクワクしていったり、好奇心でいっぱいの状態になっているのです。 ただ、建玉をホールドした時点で、状況は一変します。もしも、大きな損失になってしまったらどうすればよいのか?本当に、エントリーラインは間違っていないのだろうか?など。 余計な詮索をしてしまって、心理的な影響を受けてしまうのです。これは、本来の人間の「感情」に訴えかけているので、仕方のないことであります。 それでも、未来の価格がどうなっていくのか?とか。誰であっても分かりませんが、知って安心感を得ようとすればするほど、現在の価格に期待を込めてしまいます。結果的に、期待していた価格に裏切られて、逆の方向へ進んでいくと、とても不安に駆られるわけです。
心理的な影響力の度合いを理解する
日経225先物の投資においても、マーケットに参加する以上は、チャートの変動に対応していく力が必要です。 いつ、なぜ、どうして価格が変動して行くのか?それは、エントリーした後で、どのような状況になるのか分かりません。何故ならば、海外投資家たちの建玉の方向性や、その時の建玉量によって、毎回マーケットの値動きなどは異なるからです。 どうしても、安心感を得たいと考えてしまうのですが、エントリーしている間は、「緊張感」・「焦燥感」・「恐怖感」など。負の影響が重なる状況なのです。 だから、その時の状況を受けいれる「心づもり」が大切なのです。無理にマイナス要素を排除しようと考えるほど、拭い去ることができずに拍車をかけてしまう状態に陥ってしまいます。
現実的な行動にまで影響を与えてしまう
価格の値動きに対して、そのたびに「一喜一憂」してしまう。そんなことを繰り返しては、これから先は、相場に向きあっていく事などは難しくなるでしょう。 マーケットへの期待感が高ければ、裏切られたときのガッカリ感は増大していきます。その不安感の度量は、計り知れないほどの負の影響力を持っているのです。 なので、いったんチャートを見ずに、トレードの時間帯から離れたとしても、現実の行動にまで影響を与えかねないのであります。 つまり、私生活にまで、トレードから受けた心理的影響が浸透してしまっている状態になるという事です。含み損を抱えたまま持ち越したり、ホールドするとせっかくの休日であるのにも関わらず、トレードばかり考えてしまう。とか、食事をしているのにも関わらず、あまり美味しくないとか。 普段の何気ない楽しみや休息の時間帯が、まったく心休まることがない時間帯に変化してしまうのです。こうなってしまえば、負のスパイラルに陥っている証拠です。
不安要素を受け入れる覚悟が必要である
これから先も、トレードするのであれば「不安」を払拭することはできません。それは、本来ある人間の感情に対して、影響を与えているからです。 それよりも、不安を受け入れる。という覚悟の方が必要なのかも知れません。トレード中「特にホールドしている時間帯」は、少なくとも私生活にまで心理的な影響を及ぼす。 ポジションを保有するのであれば、そのような覚悟も必要である。という事なども、理解しなければならないのでしょう。