皆様、明日、いやもうこの演説を聞かれる頃はまさに今日になるのでしょうか、

いよいよ、参議院選挙でございます。


私、サキモノ党党首サキモノが最後のお願いにやってまいりました。



まず、何よりも一番皆様が気にされているのは


突然振って沸いたかのように出てきた消費税の増税の話です。


まあ、菅さんも黙って選挙をしていればすんなり勝てて、


勝った後に増税の話をすればいいものを、なかなかの正直ものであります。



ただ、この増税、本当に今すべきなのでしょうか?


一度、極端に物事を考えて見ます。


例えば国債をたくさん発行し、インフレになった場合、まず円安になります。


それも極端な円安。



これによって日本はかつての製造業が復活するのです。


円が安くなっても技術や商品は優れたままだから、


日本製品が安くなれば、世界中の人たちはいくらでも日本製品を買ってくれます。



日本で製品が安く作ることが出来るのであれば、工場はまた日本に戻るでしょう。



この10年間、世界の工場としてこの世を謳歌してきた中国、これは


まぎれもなく、日本をはじめとした先進国の製造業の雇用を奪った富なのです。


ユニクロだってたくさん店舗を出したって、採用の半分は外国人、


生産の雇用も中国や海外。


本来であれば日本発のグローバル企業が日本人の雇用をもっともっと創出していいはずなんです。


これは例の一旦ではありますが、今のような


強すぎる円はただただ、日本をデフレ弱体化するだけなのです。



ですから、赤字国債なんて怖くない!とまではさすがに言いませんが


今本当に怖いのは、突然の増税でさらに国内の消費が冷え込むこと。


増税によって捻出されたお金が、一部の人や企業たちの懐で滞留することなんです。


サキモノ党は消費税の増税はあくまでも反対!


まずは、滞留している裕福層のお金を市中に引き出すような


優遇策でもって、どんどん高額消費を引き出したいと思います。


車、家、土地、どんどん買ってもらいましょう。


生前贈与も1億円までは無税。馬鹿な息子にバンバンお金を浪費してもらいましょう。


内部留保が潤沢な企業には成長に向けた投資への優遇を打ち出し、たくさんお金を使ってもらいましょう。


また、企業の成長戦略に対し積極的な優遇策は勿論、


水ビジネス、交通ビジネス、エネルギービジネス、メディカルビジネス、観光ビジネス、


などなど日本の国家戦略ビジネスのトップセールスをして日本企業の

サポートをしていきたいと思います。


勿論、大企業ばかりではありません。地方に活気を取り戻すため、一度出て行ってしまった


若者を地元に呼び戻すため、地方での若手の起業を促進させるような優遇策を


積極的に支援していきます。私にはその資金策、人材策など具体的な計画案があります。



次に子供手当て。


少し考えていただきたいのですが、時代が変わって結婚適齢期が遅くなっても


出産適齢期は人間である以上変わらないのです。


今の若者はとにかく所得が低い人が多すぎる。給与やボーナスが上がるような

雰囲気もない。このような状況で結婚する自信、子供を生む自信など持てるはずがない。


また結婚をされているカップルであってもどうでしょう、


経済的な理由から子供をあきらめていることもあるのではないでしょうか?

不妊治療など高額な医療費、大きな負担ではないでしょうか?


サキモノ党は、人口は国力であると考えています。


結婚したい、子供をもうけたいという気持ちが、国家国民の希望の

ベースではないかと思います。


だから、結婚すること、子供を生むこと、そして教育し育てることには


徹底的に優遇します。先ほど申したように、もう子供を生めるベビーブーマー世代は


アラフォーで待ったなしなんです。この世代に最後っぺのごとく子供をたくさん生んでもらえるように


何でも私はしますよ。


金もね、ある程度バラマキますよ。だって、金がかかるんですから。


金をかけた子供がいずれ働き、税金を払い、いずれ年寄り達の社会保障の担い手になるのですから


当たり前のことなんですよ。


また家族という制度に対する優遇が削減されてきているように思います。


様々なコミュニティー論となえる方も大勢いらっしゃるし、それは


ごもっとも、大いに結構、


ただし我々は、この家族を社会構造の一番大事な細胞として


家族制度のメリットを追求するような施策をうっていきたいと思います。



更に郵政民営化の話をしていきましょう。


これはね、新生銀行で味をしめたロックフェラーが郵貯の金を狙った陰謀なんですよ。


その点、いっちゃん、亀ちゃんコンビの働きは大いに褒めてあげないといけないと思いますよ。


ただ、皆さんの大事な預金を、日本の国債ばかりに割り当てているのはいただけない。


今回ワールドカップ強かったドイツを見てください。


DHLという大きな国際郵便の企業あるでしょ?


あれはどこの企業だと思います?


あれはドイツポストというドイツの国営郵便局が巨額の資金でもって

アメリカDHL社を買収したんですよ。


そして、そのDHLで生み出した利益でもって、ドイツ国内での郵便料金を引き下げて


ドイツ国民に還元している。


これが国家戦略なんですよ。


今、歴史的に見る円高、この円高を利用し、ドイツポストのようにインフラビジネスなど


永続的に配当や営利が見込める株式をどんどん買収するべきだと思いますね。



日本は人間の人生でいえば、若い頃たくさん働いた貯金を溜め込んで


その上手い使い道を知らずに、老後の資金を切り崩しながら内職しているような


初老の状態なんです。これから、本当に杖をもった老人になっていくんですから、


今まで溜め込んだ資産で食べていけるような


投資を考えていかなければいけないと思いますよ。今の円高はもしかしたら


最後のチャンスなのかもしれませんよ。



外国人参政権に関してもお話しましょう。


まず、日本人に帰化すればそれは参政権大いに結構ではないですか。


大事なことは帰化する基準が明確でフェアであることですよ、ここをまず

きちっとやらなければならない。


そして外国人労働者、これも3Kと呼ばれる仕事を日本人がしない以上


受け入れるしかないわけですよ。また、外国人労働者に関する話をするとそれよりも


シルバーの雇用を増やせという話もありますけどね。


いくらシルバーの再雇用といったって、3Kいまさらやらせるわけにはいかんでしょ。


シルバーはシルバーの経験が生かせる雇用先のマッチングや企業のシルバー受け入れ態勢を


強化すべきでね、これからもっともっと3K職場の外国人労働者の受け入れは


していくべきであると思います。その上で、外国人労働者のための日本語や文化、ルールなど


そういった教育にもっともっと日本が積極的であるような施策を打ちたいと思います。


ただ、悪いけどそう簡単には帰化させませんけどね。


出稼ぎにやさしい日本、それは決して日本人の若者の職場を奪わないやり方を


私は具体的に持っています。




最後に、公共事業、国家公務員を含めた公務員の削減。


まず公共事業、これはね、まずはゼネコンの数を減らすことをし、公共事業の質を高め、


公共事業の数を増やすことを


並行してやらねばならないと思います。



大小多すぎるゼネコンが限られた公共事業を奪い合うようなのは


あらゆる意味でよくない。


公共事業は質を高めあくまでも増やす!ただし特色の無い弱いゼネコンはどんどん


吸収されていってもらいます。その上で最適で高レベルな社会インフラ作りの


長期的な計画と特色があり強いゼネコンを残していくことが大事であろうと思います。


公務員の数、これは日本の人口がどんどん減るんだし、


IT化がますます進んでいるんですから、減らすのは当たり前なんです。


ただ、公務員の給与を大幅にカットするのはいただけない。



これは経済の法則で給与の低いところに優秀な人材など集まらないのです。


国家公務員だって、やはり志あり、優秀である人を集めるためには


ちゃんとした処遇が必要なんです。簡単に言えば、人数減らし、


仕事の質を上げることが出来れば、それは給与は増やしたっていいんではないですか?


だからこのあたりのバランスはちゃんと守りたいと思います。



以上、おおまかなマニフェストではありますが


どうか良くお考えの上、



サキモノ党に清くても汚れてても、あなたの一票で


私を食べさせてください。


ご清聴ありがとうございました。