怒 怒 怒 ブックオフに騙された / 堀内康隆 社長に聞いて欲しい話 ①
8月7日のことヤフオクにて「?手摺木版 広重美泉 木曽街道六十九次」という版画を落札しました。この商品は江戸時代に渓斎英泉と歌川広重という二人の人気浮世絵師が、共作して木曽街道の風景を描いたシリーズ作品の復刻版になります。一般に浮世絵と呼ばれている木版浮世絵ですが、復刻版というのは江戸時代の浮世絵の製造工程と同じ様に、彫師が版木を彫り、摺師が一枚一枚手摺りしたもので、機械印刷とは違う工芸品のような手作りの温かみの感じる作品になります。全部で72枚の版画があるのですが、制作されて50年以上経っている物なので版画にカビの出ているものが多くあるので注意が必要なのですが、今回出品していたのはブックオフでした。ブックオフならば安心だろうと落札したのが大きな間違いでした。とんだトラブルに巻き込まれてしまいました。 歌川広重・渓斎英泉『広重英泉 木曽街道六十九次』(彩色木版画全72枚揃)昭和43年山田書院刊保護するための帙は経年の為に、傷んで色褪せています。(左)金色のタトウが24巻あり、それぞれの中に3枚の版画が収められています。(右)ヤフオクでは72枚ある版画の1枚しか写真が載っていませんでしたが、ブックオフの商品説明には「中身の作品は割りと綺麗と思われます」と書かれていて、カビの事については何も書いてありませんでした。普通このような物の出品では、汚れ、傷、カビなどが有る時は写真に撮って載せるのが一般的なのですが、それもないし出品しているのがブックオフだから信頼できるだろうと思ったので入札してしまいました。何故ブックオフを信頼したかと言うと、この商品も当然ブックオフの店舗で買い取った物でしょうから、その時に十分に検品して品質のチェックをして買取価格を出しているはずです。しかもブックオフは皆さんもご存知のように、中古品の本やCD、その他色々なリユース品を扱う会社です。いわば中古品のプロなのです。そのプロの説明に「中身の作品は割りと綺麗と思われます」と書かれていて、カビの事など一言も書いていないし写真もないのですから、これは信じてしまいますよね。落札価格は約2万円でした。しかし商品が届いてみるとビックリでした。なんじゃこれ⁉版画の全面に出ている茶色いシミのような物が、カビです。払えば落ちるというような代物ではなく、紙の中に浸食していてどうにもなりません。この作品などは、このシリーズの名作といわれる物なのですが、これでは飾れないし商品価値ゼロです。たとう(台紙)にもカビは広がり浸食しています。しかしこれ程全面がカビだらけなのに、ナゼ商品説明に「中身の作品は割りと綺麗と思われます」と書いたのか不思議です。買取時の品質チェックした伝票のコメント欄にでも、何かしらの形で引継ぎが当然あったと思うのですが。仮に知っていたのに「中身の作品は割りと綺麗と思われます」と書いて高額で売ろうとしたのなら、これは詐欺ですよね。でも今回は、たぶん中を良く確認しなかったのでしょう。版画72枚を全て見るのは少し手間が掛かりますから、きっと担当者の手抜きでしょう。結局72枚中に酷くカビが出ている物は10枚程でした。少なからずカビの出ている物は多数ありましたが、それほど気にならない物はカウントしませんでした。しかし安価な物ならまだしも、2万円もしているのですから許せない行為に違いありません。まして中古品を扱う専門会社であるブックオフの出品なのですから、嘘の商品説明を書くなんて絶対にあってはならない事です。今回の件でブックオフの商品管理や品質確認が、いい加減な事が分かりました。買取品の査定や販売する商品の品質やチェック体制が、会社の上層部の理想と現場の現実が嚙み合っていないのでしょう。かつてはブックオフに毎週通いつめマンガやCDを山の様に買っていたので、信頼していたのに完璧に裏切られる事になってしまいました。当然ヤフオク内の取引メッセージを利用して、カビの件をブックオフに報告したのですが、今回の取引において、私がブックオフから受けた損害に対する謝罪を何一つ受けられませんでした。ブックオフという中古品を専門に扱う専門店の自負が全くなく、優しさもない会社体制に悲しみさえ感じてしまいます。結局泣き寝入りです。それどころか連絡したことにより、ブックオフの担当者の非常識な態度により、怒りで頭の血管が切れるかと思う程の目にあってしまいました。とにかく散々な目にあいました。私を激怒させたブックオフの担当者の非常識さは後日報告します。こういう会社は堀内康隆社長の耳にでも入らないと、変わらないでしょうね。