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2013年11月01日 09時53分15秒

JASRAC管理楽曲の歌詞掲載が可能になります

…に則り【作品データベース】で検索し確認しています。

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高校からの友人、Sさん。

 

もともとは、「S」と呼び捨てにしていたが、

いつの頃からか

さん付けで呼ばせてもらうようになった。

 

別に、仲たがいして、距離を置くようになったわけではない。

 

むしろ、他には、ほぼ居ないくらい

長い長い付き合いの友人だ。

 

逢わないときは平気で5年くらいの期間

まったく1秒1文字の連絡も取り合わず

疎遠になったりもする。

 

 

不意に

「今年の連休の予定はどうだい?」とか

「初日の出を見に遠出しないか?」とか

お互いの都合を合わせて、

一泊ないし二泊

東北方面へのドライブ旅行に出たりする。

 

 

 

彼は、現役で大学に合格した。

ぼくは浪人した。

※それぞれ別の違う大学進学です。

社会人としては、彼が、1年先輩になる。

 

 

彼は、頑張りすぎて、過労で倒れて、退社することになる。

 

そこからは、フリーターをしている。

 

曰く「今は、景気が悪いから、良くなったらまた正社員になるよ」

…と言って、もくろんで、

月日は気が遠くなるくらい流れ流れて、

いまもフリーターのままでいる。。。

…月に、三桁の残業時間働いて、、、

← おいおい未だにホントかよ!?と思う。

 

 

音楽の趣味も全然ちがう。

彼は主に洋楽派だ。

 

ちょっと笑えるのだが、

ドライブの際、かける彼の音楽は、

洋楽じゃないときは、

水樹奈々とか男闘呼組とか近藤真彦とか

中森明菜だったりする。

長渕剛もある。

アルバム『乾杯』

『HOLD YOUR LAST CHANCE』が好きっぽい。

 

 

 

 

強烈に覚えていることがある。

 

高校のマラソン大会のときだ。

 

まあ、わりと、ぼくなりには、快調に飛ばしていたのだが、、、

突然、足のすねに激痛が走る。

「折れた!」と思った。※結局は、折れたというか、疲労骨折でした。。。

 

もう、走れず、

でも、棄権するのもかといって嫌で、

足を引きずって、たどたどしく、

歩を進めていくだけだった。

 

不意に

背中に

てのひらがあてられた。

 

Sだった。

 

「 おう。すまない。ありがとうな。でも、お前、いいから先行けよ」

と、ぼくは、言った。しかし、

Sは「ああ」と言うだけで

ゴールまで背中に添えたてのひらを

離すことはなかった。

 

 

もうかれこれ30年来の友人関係だが

お互いにこの時のことを話したことは

一度もない。

 

けれど、ぼくは、覚えている。

それだけでいいような気がする。

 

 

 

この年になるとお互いにそれなりに、、

いろいろある。

 

本当に苦しかった瞬間、さなかは、なんとか踏ん張り、持ちこたえ、

 

通り過ぎてから、

「やあ、実はさ、、」

… みたいに打ち明けたりする。

 

特にそれを聞いてアドバイスするわけでも、

そこから話題を深めるわけでもなく

「 たいへんだったな」

… くらいのやり取りだ。

 

 

 

 

ぼくは人付き合いは

はっきし言って下手くそだ。

そして、Sさんも、上手なほうではないと思う。

 

 

何百日と離れていても

不意に思い出し

気が向いたときだけ声をかける。

話を聞くことが

一生を通して

たまにある間柄、、、

それでいいのだと思っている次第だ。

 

※お互いにお互いの珍しい着信に

出られないことが毎回で、

平気で半年・1年くらい後に

「前、連絡くれたよな」なんて

言ってたりする間柄だ。

 

 

Sさんのことを思い出すと

この曲を聞きたくなり、

 

この曲を聞けば

必ずSさんのことを思い浮かべる。↓

 

 

 

 

 Brotherhood

                           music by TAK MATSUMOTO

                           word by KOSHI INABA

 

 

朝帰りで疲れ果てた体を 床に投げ出して

今日あった最悪なNEWS ハッピーなNEWS

思い浮かべていけば また目がさえて眠れない

 

BROTHER 生きていくだけだよ

ためらうことなど何もないよ 今更

どうか教えてほしいんだ

苦しい時は苦しいって言ってくれていいんだよ

baby, We'll be alright We'll be alright

 

うまくいってるかい なかなか大変だよな 全く

こっちだって毎日クタクタになってる

 

たまにはしょーもないハナシで盛り上がろう

言いたいこと言えるから いつも最後は笑顔で別れられる

 

BROTHR 生きていくだけだよ

ためらうことなど何もないよ 今更

同じ道をゆくわけじゃない

それぞれの前にそれぞれの道しかないんだ

baby, We'll be alright We'll be alright

We'll be alright

 

どこかであいつがベソかいて

どこかでお前がブッ倒れて

どこかでボクがヤケになってる

味方がいないと叫んでいる

みんな生まれも育ちも違ってるし

ベッタリくっつくのは好きじゃない

いざという時手をさしのべられるかどうかなんだ

だからここまでやってこれたんだ

You know what I mean

 

BROTHER 生きていくだけだよ

ためらうことなど何もないよ 今更

走れなきゃ 歩けばいいんだよ

道は違っても ひとりきりじゃないんだ

baby, We'll be alright …