「 … 40周年を通り越しまして、41周年に突入させていただいたのであります」

と安部さんがMCで言った、

 

2013年7月2日 ツアー大ラス

地元の 福岡サンパレスの公演を収めたDVD。

 

~第1部

1   夏色のおもいで

2   明日の風

3   悲しきレイン・トレイン

4   おいらの旅

5   置いてきた日々

6   セプテンバー

7   エジプトの風

8   思い出のフリスビー

~生ギター・コーナー

9   逆回転  *ツアー当初は 「思えば遠くへ来たものだ」 でした。

10 博多っ子純情

11 僕のお嫁さん

 

12 新しい地球をつくれ  *ツアー当初は 「Mr.プレスマン」 でした。

13 ここはどこ

 

~第2部

14 The Halo

15 ブルー・スカイ

16 心を開いて

17 風のメロディ

18 なくした言葉

19 ぼくがつくった愛のうた

20 青春の影

21 虹とスニーカーの頃

22 Someday Somewhere

23 ShootingStar

24 心の旅

 

~アンコール

25 銀の指環

26 あの娘は魔法使い

27 私のアイドル

28 魔法の黄色い靴

29 夢中さ君に

 

 

 

遡(さかのぼ)れば

2007年の35周年 “ run ” のときに

財津さんは、

チューリップの活動に終止符を打ちたいと宣言した。

 

1997年に奇跡の再結成を果たし、

随分、夢の続きを

見させてもらったと思ったから

財津さんがそう言うのならと

納得だった。

 

 

でも、

 

 

2011年、九州新幹線全線開通のイベントにあわせて

一夜限りの

もう一度の・まさかの チューリップの再集結をしてくれた。

 

 

そのステージ上で、

安部さんは

“ 次は、、”

と、翌年2012年に迎える40周年を

希望する言葉を残してくれていた。

 

 

そうして

実現したツアーの

最終日を収めたのが

このDVDだ。

 

安部さんのギターが、雄姿が、ニコニコ顔が収められている。

図らずも貴重な意味を持つ映像になってしまっている。

 

 

… …

 

 

 

DVD LIVE 終盤のMCで

「 チューリップはもう身体の一部になりました」

と財津さんは言った。

 

会場に足を運んだ観客にとっては

人生の一部になったチューリップだ。

 

 

 

それから月日が経ち

元気いっぱいの45周年のツアー

 

ところが

最終コーナーで、

その身体を患ってしまい

 

そして

手術して治して、

今に至っている。

 

 

( 45周年を ) 完走できなかった、と、

きっと断腸の思いで述べた財津さん。

 

と同時に

チューリップの一員として新たなツアーに臨むと宣言してくれた財津さん。

 

 

 

 

このDVDに収められているMCで、

「皆さまのお許しが得られるなら50周年を目指しちゃおうかな」

と言ってくれていた安部さん。

 

 

 

言葉で縛ったり

言葉に縛られたりする必要は

全くないけれども、

 

言葉は時に

静かな勇気ともなるし

ささやかな希望にもなると思う次第です。