オリジナル盤の帯には

「ぼくらは、青春のBGMでいたい…」(財津和夫)

…と銘打たれていました。

 

 

解散すると聞いた時、ショックは無かった。

 

もう少しだけ、

財津さん、宮城さん、丹野さん、高橋さんの

TULIP を聴きたくもあったが、

ラストアルバムの『 Well 』の完成度の高さ、さよならの挨拶に

お疲れさまでした、ありがとうございました、という感じだった。

※ 『 Well 』のレヴューは、また改めて綴りたいと思っています。

 

 

ツアーの最後・バンドの締めくくりは、

 

チューリップ得意の野外でも、

ありがちな日本武道館公演でも、

ましてや、同時代を過ごし、

同時期解散したオフコースのように東京ドームでもなく、

 

中野サンプラザの4日間公演だった。

 

…チューリップらしいといえばチューリップらしいとも言えたが、

 

かつて

鈴蘭高原やよみうりランドや芦ノ湖で行ったキャリアを鑑みたら、

 

17年を終わらす場として、

この地味さは、

このときは、

淋しさを感じた。

 

ぼくは、そのうちの、最初の2日間、

1989年7月3日と4日に足を運んだ。

※最後の最後の7日8日はチケットは取れませんでした。

 

 1   The Halo

 2   ~ 心を開いて

 3   ~ ハーモニー

 4   ~ 愛は戻れない

 5   涙のパーティー

 6   VOLUME・10

 7   2015年世界旅行

 8   僕はライオン

 

~生ギター・コーナー

 9   箱入り娘 

10   仔牛のロー・カウジー

11   逆回転

 

12   神様に感謝をしなければ

13   悲しきレイン・トレイン

14   夕陽を追いかけて

15   Crossing

16   さよならメロディ

17   STATION

18   ストロベリー・スマイル

19    生まれる星

20    丘に吹く風

21    Shooting Star

22    青春の影

23    Well ( Mr.Good-bye ) ※ SE

 

~アンコール

24  メドレー

     銀の指環~サボテンの花~さよなら道化者

     ~虹とスニーカーの頃~夏色のおもいで

     ~風よ~ブルー・スカイ~風のメロディ

     ~私のアイドル~歌は生きている

25  心の旅

26   夢中さ君に

27   あの娘は魔法使い ※7/3.4は演奏されず

28   魔法の黄色い靴

 

 

 

かれこれ28年前だ。

 

30年近くも前に解散してしまったバンドが、

青春時代夢中になって聴き、

時を過ごした音楽が、

 

今も

ぼくに咲いてくれているというのは、

ちょっとした奇跡だ。

 

 

流れる月日に いつか 遠く消えていくことは なかった。。。

 

 

青春のBGM から

 

人生のスタンダード・ナンバー へと

 

長い間に

 

ちょっと変わっている。

 

このちょっとの魔法を

ぼくにかけているのが チューリップだ。

 

 

 

 

 

 

財津さんの快復、復活を心より祈ってます。