昨日は、相談支援専門員さん(以下「Tさん」)との面談日でした。


Tさんに娘の近況を報告し、今後の活動目標を一緒に計画しました。

Tさんはいつも娘の些細な成長を共に喜んでくれます。

いつも私たちの抱えてる悩みを専門的な立場でじっくり聞き、娘の可能性を最大限に引き出すための方法を多角的に考えて提案してくれます。

そんな素敵なTさんに何度も救われた経験のある私たちですが、以前は別の相談支援専門員さん(以下「Yさん」)にお願いしていました。


今日はその頃の地獄の様な日々のお話しをしたいと思います。


娘の発達障害が発覚してすぐ、家庭児童相談員さんから、Yさんを紹介されました。

その頃私の住んでいた地域には、児童を専門にした相談支援専門員はおらず、高齢者(介護保険)を対象にした事業所の方が担当してくれました。


Yさんには1年半程お世話になりましたが、お会いしたのは契約時の一度きり。電話も一度だけ。そのたった数分の電話での聞き取りだけで障害児支援利用計画を作成し、何の説明もないまま、自宅に郵送で届いた書面に押印し、送り返して終わり。というようなやり取りをしました。


当時娘は家庭児童相談員さんの計らいで、すでに放課後等デイサービス(週に1〜2回)に通所しており、Yさんから支援の提案を受けたことは何一つありませんでした。


私はというと、相談支援専門員や障害児支援利用計画がどういうものなのか何一つ知らなかったため、その対応が普通のことなのだと思っていました。


Yさんから何のサポートも受けられないまま、娘の年齢は上がっていき、友達との諍いが増え、保育園にお迎えに行くたびに頭を下げる日が続き、小学校進学に対する不安も大きくなっていた時期と重なったため、誰にも相談することができなかった私は心が疲弊し、もうこのまま2人で生きていくのは難しいかもしれないと思うようになっていました。


そんな時、たまたま参加したペアレントトレーニングで同じような境遇のお母さん達と現状を話し合う機会があり、1人のお母さんに「相談支援専門員さんに相談してみたら?家庭訪問とかしてもらってないの?」と言われました。


まさに目から鱗が落ちるとはこのことかと、私は驚きました。


お母さん方に話を聞くと、相談支援専門員に不安に思っていることをすぐ相談しているとか…家庭訪問をしてもらっているとか…一緒に長期目標や短期目標を立てて障害児支援利用計画を立てているとか…


私の知っている相談支援専門員とはかけ離れた存在であることを知り、無知だった自分を心の底から悔やみました。


私はペアレントトレーニング終了後その足で役所に赴きました。


家庭児童相談員さんに私たち家族の現状を伝えると、すぐに新しい相談支援専門員さんを探してくれることになりました。


そして、出会ったのが少し離れた地域で児童を専門とした事業所に所属しているTさんでした。


Tさんと出会ってから、私たちの生活は嘘のように変わっていきました。


専門家に相談できる機会が少し身近にあるだけで、本当に心が救われたのです。


それから私は、無知だった自分自身を戒め、介護福祉の勉強に励みました。

今はそんな経験から、沢山の人に福祉の手はとっても身近にあるんだよ。と伝えていきたいと思っています。


子供の発達障害で悩んでいる保護者の方々!

あなたは1人ではありません!

必ず助けてくださる方がいます!

利用できる制度があります!

寄り添ってくれる相談支援専門員がいます!



1人でも多くの方に支援の輪が広がることを願っています。