我が家のセキセイインコはアルビノちゃんです
珍しい動物たちを専門にしているペットショップで売れ残っていて、タダでもいいくらい、もし途中で飼えなくなったら引き取る、と仰有っていたためもう1羽の子とどちらにするか悩んだ末にこの子を引き取りました
その頃は生後2ヶ月でしたが、ペットショップの店員さんが言うには、、、
放鳥しても壁にぶつかるので目があまり見えていないのかもしれない
長生きできない弱い個体かもしれない
臆病なので手乗りは無理かもしれない
女の子なので喋らない可能性が大きい
などでした。
もう1羽の子と同じ頃に生まれたはずなのに体の大きさも全然違っていて細くて小さいし、ビクビクしてあまり動かず大人しい
インコは初めてでしたので、「鳥」だからそんなもんでしょ(懐かない)と思っていました。
でも、本当にすこーーしづつ。
はじめは勿論あまり刺激を与えず、話しかけたり目を合わせたりしないようにして、1週間位して家の環境が怖い場所ではない事を覚えてきた頃に、
ケージの外から小松菜をあげてみる
ケージの外から人間の手を見せる
小松菜が美味しいものだと学んだら手から小松菜をあげてみる
手に慣れてきたらケースの外から小松菜をあげたり、近づいてきたらくちばしを触ってみる
そうやって地道に根気強く、毎日話しかけたり、好きなおもちゃを与えて、触れるようになるまで確一ヶ月くらい、手乗りになるまで確か二ヶ月くらいだったのではないかと思います
ペットショップの店員さんが、本当に驚いていました
店員さんも頑張ってみると言っていましたが、そもそもペットショップのように人の出入りが激しい環境の中にいながら手乗りじゃない子を手乗りにするのは難しいのではないかと思います
ちょっと可愛そうではありますがインコは群れている鳥なので、1羽になるとやっぱり小さいなりにさみしいのでしょうね
懐かない子が人に懐く時って猫なんかもそういう時です。そういう子ほど本当によく懷く。
(以前住んでいたところでは、懐かない子をみると懐かせたくなる性分もあり、絶対に懐かない野良猫たちと、よく仲良くなっていました)
実は、人間もおんなじなのです。
みんな本当は仲良くなりたいし、臆病な時はゆっくり近づいてほしいし、不器用な子も成長が遅いだけの子もいるのです。苦手な事だって必ず誰でもあるし、不器用な子も時間を掛けて見守っていればちゃんと上手に飛べるようになる。
動物たちは本当は人間と仲良くしたいのだろうなと思います
どんな動物も純粋でピュアでとてもかわいいのです(虫も好きです(笑))
我が家のインコは、成長がゆっくりなだけだったのかもしれません。
放鳥して壁にぶつかるのは、個性の違いで不器用で飛ぶことと着地することがあまり上手でなかったことと、小さくて体力があまりなかったようでした。
最初は、一メートル飛ぶだけで息切れしていましたし、今でも私の頭や手に向かって飛んでくるのに着地しそびれて何回かリターン&リトライしてくる時もあります。旋回からの着地はどうやら難しいらしく
動画でメスのインコちゃんが上手にお喋りしているのを見てメスも喋る子がいるのを知りました
が、我が家のインコは人が鼻を噛むと「ジャ〰ジャ〰」と真似をし、洋服のボタンを止めるパチっという音がするとそれに合わせて「ピッ」と鳴く。ビニールのガサガサ音など「音真似」だけはしますそんなところもかわいい。
少食で体はずっと小さいままですが、我が家に来た時はこんなに明るくて自己主張をする元気な子だとは思いませんでした
インコがこんなに感情豊かでユニークでコミュニケーションの取れる動物だとは思っていなかったのでした
血統書付きの完璧な子も可愛いけれど、私はそういう子もブランドのようなレッテルを貼られてしまってかわいそうに感じてしまう。
ハンディのある子を育てることで人間の心や感情、愛情を育む心を動物は教えてくれます。
飼う必要なんてなくて、野良猫でもこちらが歩み寄れば仲良くなれるし、カラスだって頭が良いから助けてあげたり一度でも食べ物をあげるとよく覚えてくれます。身近な動物(虫も)と仲良くなるのはおすすめです
動物は絶対に怒って育ててはいけませんあっという間に心を閉ざしてしまう場合があります。閉ざすのは一瞬ですが開くのはその何倍も時間がかかります。そんなところも人間の子育てと同じです。
人間の子も言うことを聞かないからといって怒って躾をしてはいけないのです。
動物育て上手になると子育ても上手になるかもしれないですね
はいはい、親ばか日記でした(笑)!良い1日を