【バラエティ番組】『ほこ×たて 

 

【作品情報】

フジテレビ系列で2011年1月17日から同年9月19日まで毎週月曜日 23:00 - 23:30(JST)に放送され、その後、ゴールデンタイム・プライムタイムに昇格、2011年10月16日から2013年10月20日まで毎週日曜日 19:00 - 19:58(JST)に放送されていたバラエティ番組。
ルール
スペシャルや単発放送では出演者がどちらが勝つかを予想し、的中して得られるチップの獲得数を競う方式で行われたが、深夜レギュラー版では結果を予想するのみとなった。ゴールデン時代でも、深夜時代同様予想をするのみ。なお、初期のスペシャルではレギュラー・ゲスト各自予想(ただし、ゲスト同士は予想を合わせなければならない)し、ゲストが全問正解すれば全員が高級中華料理を食べることができた。料理は予想を外しても食べられるが、ゲストが予想を外すたびに料理の辛さが2倍、3倍と上がっていく。予想の際はどちらが勝つかを「ほこ×たてボタン」を押して選ぶ。
やらせ発覚と番組打ち切り
2013年10月20日に放送された2時間スペシャルでの対決『スナイパー軍団 vs ラジコン軍団』に出演した国際模型自動車連盟(IFMAR)主催の世界選手権にて14度目のチャンピオンを誇る広坂正美(2019年9月末にヨコモを退社)が、放送された対決は編集によって捏造されたもの(やらせ)であり、実際の対決とはかけ離れた内容であると告発。会社のウェブサイトにも掲載された。

 

【感想】

面白かった。ぜひまた復活して欲しいです。私は特に「絶対に穴の開かない金属」と「どんな金属にも穴を開けられるドリル」の対決が大好きでした。やらせによる打ち切りは残念でしたが、対決してた人々はホントに真剣だったと信じています。

 

【出演者と主な対決】
司会 タカアンドトシ(タカ・トシ)
進行 本田朋子(当時フジテレビアナウンサー、2011年1月17日 - 2013年9月22日)
   宮澤智(フジテレビアナウンサー、2013年10月20日のみ)

レギュラー
大島優子(当時AKB48)東野幸治 中山秀征 ピース(又吉直樹・綾部祐二)藤森慎吾          
ゲスト知識人

原利次(日本工業大学名誉教授)
小川賀代(日本女子大学理学部数物科学科准教授)
内田麻理香(サイエンスライター)
滝川洋二(NPO法人ガリレオ工房理事長 / 東海大学教育研究所教授)
番組初回から予想に参加していたが、一度も予想が的中せず、2011年5月23日の放送でついに11連敗を達成した(確率は1/2048)が、5月30日の放送で初めて的中した。一時期「修行」として番組を休んだこともある。

伊藤慎一郎 高峰愛子(青山学院大学理工学部助教)
実況 福永一茂(フジテレビアナウンサー)
ほこ×たてカジノ支配人
福井謙二(当時フジテレビアナウンサー、2013年10月20日のみ)
佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー、2013年10月20日のみ)

主な対決企画
絶対に穴の開かない金属 VS どんな金属にも穴を開けられるドリル
この番組における名物企画であり、究極の矛盾の現代版とも言える「絶対に穴の開かない金属」と「どんな金属にも穴を開けられるドリル」を対決させるというもの。ルールは、時間無制限1本勝負で、穴が開けば(ドリルが貫通すれば)ドリルの勝利、ドリルが折れる又は安全装置が作動した時点で穴が開かなければ金属の勝利で、第5戦からは第4戦の結果を受けて金属が割れた場合は引き分けとするルールが追加された。
また、第1戦以来、「絶対に穴の開かない金属」とされて番組に登場する「NWS超硬合金」は、福岡県福岡市博多区に本社が所在する金属精製加工メーカーの「日本タングステン」が製造、提供している。
なお、後述の通り、この番組は「やらせ」が原因で打ち切られる事になったが、この対決に関して日本タングステンの広報担当者は「ウチはいつもガチンコでやってきましたし、事前に金属を知らせるようなことはありませんでした」との発言がある。
第1戦 - タンガロイ - 2010年10月2日放送
第2戦 - アライドマテリアル - 2011年1月24日放送
第3戦 - 古河ロックドリル - 2011年7月18日放送
第4戦 - オーエスジー - 2011年10月16日放送
引き分け - アライドマテリアルの失敗を元に研究し、製作したドリルビットで挑んだ。ドリルは金属を削りこんだが途中で金属自体が割れてしまい、「(金属が)割れてしまった以上自分の負け(金属側)」、「(ドリルが)金属を割るのではなく穴を開ける使命という以上、自分たちは負け(ドリル側)」と双方が負けを認めたため、初の引き分けとなった。なお第4戦に立ち会った業界紙記者によれば、実際の対決(切削)時間は13分以上に及び、また2回対決が行われたものの2回とも金属が割れる結果となったという。
第5戦 - オーエスジー(再戦) - 2012年4月15日放送
金属の勝利 - 事前の業界紙記者による下馬評の9対1でドリルの勝利という予想を覆して金属の勝利となった。
第6戦 - 不二越 - 2013年1月1日放送
7時間近くにわたって、ゆっくりと切削する戦法をとるも、5時間かけて板厚の半分の約12ミリ削ったところでドリルビットの砥粒が磨耗し、逆にドリルビットが金属に削られて金属の勝利となった。
最終戦 - 中小企業連合軍(イワタツール他) - 2013年10月放送
初めてドリルに穴を開けられてしまい、日本タングステンが落城の屈辱を味わった。
高専頂上決戦 - 奈良工業高等専門学校(ドリル)vs熊本高等専門学校(金属) -2013年7月21日放送
金属 VS ドリルマニアクイズ - 2013年8月11日放送

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