私のミッションは、
マメ太くんときっぱり別れ、生きて帰ること。
恐怖心と戦いながら頭をフル回転。
そっか。ごめん。
でも、私の中途半端な気持ちじゃ
またマメ太くんを傷つけると思うし
いや、俺傷ついたなんて言ってない
そ、そうなの?
えっと、でも…
もう言わないから。
ゆり子が言われて嫌だったこと、言わない。
だからチャンスが欲しい。
また同じことの繰り返しじゃないかな…
1回だめだったらもう絶対だめなの?
そんなの誰だって無理じゃん。
結婚したいんでしょ?
そんなんじゃ誰とも結婚できないよ。
この人は、私と別れたくないんだよね?一応。
なのにどうして私を怒らせるようなことを…
いやいや、今は怒っちゃいかん。
…そっか。
でも、もう一度という気持ちが
私にはないんだよね。
本当に勝手なこと言ってるのは分かってる。
マメ太くんとだったら
ずっと楽しく過ごせるかなと思ってたの。
でも、そうじゃなくて…
誰とでも嫌なことはあるかもしれないけど
たった数ヶ月のうちにこんなにあると思わなくて…
しばらく、あれこれ言って説得をしたと思います。
…そっか。
もう俺のこと好きじゃないってことなんだね。
…
悪いけど、友人関係に戻るとかは
俺出来ないから。
…うん。分かってる。
短い間だったけど、友達のときから含めて
本当にありがとう。
ごめん。
ふぅ。
これで帰れそうだ。
と安堵していると、
ぐすっ、…
マメ太くん、泣いてる!?
ずっと、ゆり子のこと好きだった。
やっと付き合えたってそう思ってた。
そう言いながら泣くマメ太くん。
私の心が揺さぶられそうになりました
が、
いやいや!騙されちゃいかん!!
D●の典型じゃない?
ひとしきり泣いたあと、
最後だからハグさせて
と。
って言いながら首絞めたりしないよね!?
と警戒しつつも、
ジッと受け入れることにしました。
そして、ようやく帰れることになりました。
本当によかった…
玄関先で帰り際、こう言われました。
ゆり子にはちゃんとした人と結婚してほしいな〜
ちゃんとした人…?
いや、なんか婚活とかじゃなくて
会社で出会う人とか紹介とか
…
婚活で出会った人と結婚しましたけど????
もう一つだけ、つづきます。