看護師2年目になってから
治験も終了したため、
聴力は徐々に少しずつ落ちては少し戻り、を繰り返していた(治験薬は耳への負担を軽減してくれるお薬を飲んでいたので、聴力ほとんど下がらなかった)
ステーションでパソコンに集中していると、後ろの方から事務さんが声をかけてくれていても気づかなかったりした
私が補聴器していることを知っている人ではないと特に声も小さく、私には声という「こ」の字もないくらい無音なのだ
このくらいの時から、TVは専ら字幕付きでないと理解できなくなった

聞こえなかったことがあったり、聴力の調子が悪い時の仕事は最悪で、落ち込んで家に帰ることが多かった
しかも切り替えられずに、家にまで持ち込んで泣いたり
同棲していた彼(現:旦那)にまで八つ当たりして家の空気を悪くさせてしまうことが多かった

昔から
聞こえないときは聞き返して、2、3回目で聞き取れないと「あー、うん」と流してしまうことがある
そんなに何度も聞くなよって顔をされたこと何度もあるし、
聞き返すのが多いと「やっぱりなんでもない」と話を中断されてしまうことがトラウマだからである
あとは、例えば極端に言うと
「りんご」 と言われたが 私の認識は 「いちご」
とかもあり、話がすれ違うときもあった

仕事中はモニターの音や他の人の声の中から、
話しかけてくる人の声を聞き取って、何を話しているのかを頭で整理して、と 
もう、本当頭が痛くなる作業を毎日毎日
イメージは、濃霧の先にボードに文字が書いてあるのを読み取りながら看護師の仕事をこなす感じ

当時彼氏だった旦那は、私が落ち込んで帰ってくるたびに
「聞き返すことは悪いことじゃない」
「普通の人でも聞こえないときは聞き返すんだから」
と暗示をかけるように繰り返し言ってくれた
旦那とは同じ病棟で働いていたので、私のロッカーの奥に
「聞き返す勇気(アンパンマンの似顔絵付き)」って貼ってくれたりした

難聴だけど補聴器をすると会話が出来るレベルなので、
補聴器付ければ聞こえるでしょ、と看護師でもこんな認識
難聴って本当理解してもらいにくいなぁ、と日々痛感
仕事では頑張って聞き返したり、復唱をしたりをしていたが
普段の会話から、聞こえなかったら聞き返すことの抵抗を少しずつ無くしていくのが課題だった