住んでいる街に少し大きな神社があります。

その先に行きつけの銭湯があり、
銭湯に行くたびに神社に立ち寄るのが習慣となりました。

2020年は苦しい年だった

この記事を書いた6月、心が壊れそうで毎日を生きるので精一杯でした。

そんな時、ふと立ち寄った神社で手を合わせます。

毎日笑顔で暮らせますように

晴れやかな気持ちで笑える日が遥か遠くに思えて、
気がついたらそう願っていたのです。

また別の日の話

しばらくしてから、また同じように神社に立ち寄りました。

家族と大切な人たち、そして自分が健康でいられますように

何を願うか、いつも決めずに神社に行きます。
手を合わせる瞬間に、心の声に耳を傾けます。

時間と共に心の声が変わっていることに気がついたのです。

心の声を聞くこと

その時々でどんなことを想い、何を願うのか。

大切にしたいことは、身の回りの状況に応じて変わるように思います。

神社でそっと手を合わせる時、自分の心と対話できて、
また戻ってきた時に自分自身の変化を感じ取ることができます。

苦悩はずっと続くわけではないことも、逆に幸せが儚いことも、
心の声はよくわかっているのです。

皆様もぜひ自分の心の声と対話をしてみてください。
本当に大切なことを、大切にして生きられますように。

信頼できる人かどうかを見極めるとき、

どんな判断基準を持っているでしょうか。

 

・目の奥の輝きで見定める

・過去の言動で見定める

・周りの評判で見定める

・長い時間をかけて見定める

・あまり人を信頼しない

 

直感的なものから、思考を伴うものまで様々だと思います。

 

 

「信頼はなぜ裏切られるのか」

 

 

この書き方は自分が裏切られる側に立っていますが、場合によっては自分が裏切る側になってしまう可能性も秘めています

 

自分にとって大切なものと、相手にとって大切なものの間に少しでもギャップがあれば、知らず知らずのうちに裏切られた感情を与えてしまうかもしれません。

 

 

信頼されるひとであり、信頼できるひとでありたい。

そうなるためには、信頼についてもっと知る必要があると感じたので、記事を書くことにしました。

 

 

「信頼の不可逆性」と書いたのは、信頼に関する興味深い事実です。

 

 

誠実な振る舞いをしてきた人が一度不誠実な振る舞いをすると、「本性が出た」と「不誠実な人」という評価を受けることがあります。

 

一方、不誠実な振る舞いをしてきた人が一度誠実な振る舞いをしても、「今は機嫌がいいんだな」といった程度で、「誠実な人」という評価を得ることは稀です。

 

 

信頼されている状態から信頼できない状態には簡単に変わる可能性があるのに、一度信頼できないと思われるとその評価を覆すことは難しいのです。

 

 

すなわち、信頼を失わないためには、信頼され続ける行動をとる必要があります。

 

 

ではそもそも、人はなぜ他者を信頼する必要があるのでしょうか?二つの理由を挙げて考えてみます。

 

 

・他者を信頼することで自分に利益があるから。

・他者を信頼して支え合わないと生きてゆけないから。

 

 

人生は自分の利益、幸福を最大化する営みです。

パートナーを信頼して幸福を得られるなら、それが戦略となるでしょうし、従業員を信頼することで利益が出るなら、それが経営陣にとっての戦略となります。

 

 

裏を返せば、信頼を裏切る行為の背景には、なにかしら自分自身への利益が隠れています。

 

分かりやすい例が不倫ですが、不倫をしている人にとって、何かしらの利益があるのは明らかです。

 

 

大切なのは、利益には短期的なものと長期的なものがあることです。

 

 

とりわけ他者が関係している場合、自分の選択の欲求が短期的な利益の追求にあるのか、長期的な利益の追求にあるのかを見定める必要があります。

 

短期的な利益と長期的な利益は互いに相反する場合が多いため、何と何を天秤にかけているのかを冷静に考えなければならないのです。

 

 

裏切られたと感じる場面には、実は2種類あることが分かります。

 

①相手が自分の短期的な利益・幸福を優先した場合

②相手にとっての長期的な利益・幸福と自分のそれが一致しなくなった場合

 

②のように衝動的な判断でない場合には、相手にもその事実を伝えてあげるのが誠意かなと個人的には思うところです。

 

 

他者に影響を与える行動をとる時、それが長期的な幸福を失いうる衝動的な思いなのか、長期的な幸福を考えた上での選択なのか、常に見定められる人でありたいものです。

 

 

今日の内容は以下の本を読んで考えさせられた内容でした。

 

 

「絶対に信頼できる人などいない」という強烈な主張の科学的根拠を述べていて、信頼を大切にしたい方にはとてもおすすめです。

 

 

では!

人は関心のあるものしか見ない

という心理的な働きがあります。

 

 

例えば、猫が好きな私は街中にいる猫をよく見つけられますが、猫なんて周りにいないよ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

スイーツが好きな人であれば、コンビニの新作スイーツにすぐ気づけるかもしれません。

 

電車のビールの広告が目につく人がいれば、存在にすら気付いていない人もいるかもしれません。

 

 

自分に入ってくる情報は、

自分の関心事や関わる人に大きく依存しています。

 

 

私には薬剤師をしている兄がいるのですが、

ふと兄からこの本が面白いぞ、と紹介されました。

 

 

 

 

ほとんどの方は馴染みがないですよね。

私もなんのことやらという感じで読み始めました。

 

血液ガスの数値を見ることで、呼吸器に問題があるのか、その他神経系などに問題があるのかを分析できるんだそうです。

 

だからなんだと言われたらそこまでですが、

全く知らないことと久しぶりに触れ合った感覚でした。

 

 

皆さんも、友人や恋人に紹介されて

未知の世界に足を踏み入れた経験はないでしょうか?

 

 

このような冒険は日常を非日常に変えてくれます。

 

そのコンテンツ自体よりも、新しいことに触れたことの方が意味があると思います。

 

流行りのものに興味を抱かなくなったり、

いつもと同じやり方で満足したり。

 

それが老いの第一歩だと思うのです。

 

 

皆様もお散歩気分で、普段全く見向きもしなかった世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

では!

辛くて悲しい気持ちになった時、

自分を守るために無意識にとっていた行動が

同じ境遇の人を探すことでした。

 

直接話さずとも、同じ気持ちを体験しているであろう人の話は心の傷を癒してくれる効果があります。

 

根本的な問題はなくならないのに、

心が癒える感覚を不思議に思っていました。

 

でも実は、この反応はある程度普遍的なようです。

例えば癌患者の方には、同じく癌と闘う人たちのコミュニティがあり、身内を病気で亡くした方には、また同じ境遇を経験した人のコミュニティがある場合が多いようです。

 

強烈な負の感情を経験すると、

同じ感情と向き合ってきた人の存在が大きいのです。

 

同じ感情を持つ誰かに心的に依存することで、負の感情を落ち着かせることができます。

自分が一人ではないと感じることができるからでしょうか。

 

 

最近、前向きな感情も誰かに依存する価値があることに気がつきました。

 

わたなべ夫婦の日常

 

 

以前もご紹介した、最近本当にお世話になっているご夫婦です。あまりにポジティブなだいきさんと、天真爛漫なゆみさんの日常を切り取ったvlogが人気です。

 

 

このお二人を見ている間、後ろ向きな自分の心がスッとどこかへ行くことが最近の気づきです。

目の前で繰り広げられる楽しそうな会話、笑い声、それを聴きながら同時に負の感情を持つことは難しいです。

 

 

この経験から、前向きな感情の依存先をたくさん持つことが大切なことに感じました。

 

・お笑いの動画を見たら元気が出る

・この人に話をすると終わった時には心が晴れる

・この場所に行くとリフレッシュできる

 

前向きな感情を与えてくれるもの、ひと、場所をたくさん持っていると、辛いときに背中を押してくれます。

 

もちろん、前向きになることが絶望的にできない夜もあるはずです。どうしようもなく悲しくて辛くて、でも相談したいわけでもない、そんな時間がたくさんありました。

 

でもそこから少し歩き出せた時、頼れる先があるのは本当に力になります。辛い日々に、ほんの少しでも明るい時間が持てれば、回復への道を歩めていると思います。

 

逆説的ですが、何かに依存しても大丈夫な状態を作るには、依存先を増やすことです。頼れる先を増やすことです。

 

自分の前向きな感情の依存先について、

是非一度考える時間をとってみてはいかがでしょうか。

 

 

では!

何かを30日続けましょうという話

 

 

こちらの記事で、30日間続けることについて書きました。

 

このブログは今日で15日と少しですので、

今で半分くらいです。

 

何かを毎日続けることで、

継続により生じる心境の変化が見えてきました。

 

今日は続けることの難しさと乗り越え方について書きます。

 

 

30日間チャレンジを始めてみたところ...

 

 

何かを始める

⇨ 新しいことは新鮮

⇨ 続ける

⇨ 新鮮さがなくなる...

⇨ 辞める / 惰性で続ける

⇨ あれ...始めた時と違うぞ...?

 

 

新しいことを始める時の

初めにあったワクワク感はどこへ...

 

という経験をしたことがある人は多いと思います。

 

結局新しいことは当たり前になる運命なのでしょうか?

 

 

この残念な心境の変化について考えていたところ、

快楽順応」という言葉に出会いました。

 

「快楽順応」は別名 "Hedonic treadmill" と呼ばれます。

ウォーキングマシンになぞらえ、幸せな状態は求めても求めても到達できないことを指します。

 

すなわち、一度得た幸福感や高揚感の持続力は低く、

人は元の精神状態に戻っていくようにできているのです。

 

 

新しいことを続ける試みでも、快楽順応が起こります。

最初は特別だった活動が当たり前になっていくのです。

 

快楽順応を遅らせるためのキーワードは2つ、

「感謝」と「変化」です。

 

 

「感謝」はどんなに小さなものでも構いません。

 

・ご飯をおいしく食べられたこと

・家族が元気であること

・週末に友人と会う約束があること

・気持ちいいお風呂に入れること

・また桜を見られること

・便利なグッズと出会えたこと

 

日常のいろんなことに感謝の気持ちを持つことで、

幸福感が増すのだそうです。

 

私の日記では主に嬉しかったことを書きますが、

これはまさに感謝できることを探す時間です。

 

 

今日メインでお話するのは2つ目の「変化」です。

「続ける」という行為は同じことを繰り返すことと思いがちですが、実はそうではありません。

 

「変化を生み出す続け方」こそ大切だったのです。

 

この記事の場合、

ここ数日読みやすさを追求することにしました。

 

端的で、簡潔で、分かりやすい文章が目標です。

 

意識を変えると、日常目にする記事への視点が変わります。

 

「この記事は読みやすい、なぜだろう」

「この記事は途中で読む気をなくした、なぜだろう」

 

得た知見を記事に反映してみることで、

昨日とは一味違う体験ができます。

 

 

TEDを観ることでも同じです。

 

「ただ観るのではなく、文章でまとめてみよう」

「似た内容の話から共通点を抽出してみよう」

 

そうしてプラスアルファの意味を持たせると、

ただ視聴する以上の刺激を得ることができます。

 

 

継続にひと工夫をすることで、

同じことの繰り返しから脱却できます。

 

 

何かを始めてみる時、

ただ過ぎゆく毎日に新しい風を吹かせたい時、

ぜひちょっとした変化を起こしてみてください。

 

日常が少し変わって見えるはずです。

 

では!

次の質問への答えをできる限りたくさん挙げてみてください。ポジティブなものからネガティブなものまで、自分に正直になってみましょう。

 

 

あなたはどんな人ですか?

 

 

5~10個くらい思い浮かんだでしょうか?

もっとたくさん挙げられた方は自己認識がとてもしっかりしているのだと思います。

 

 

私は白紙の紙を持ち出し、

自分がどんな人物かを50個書き出してみました。

 

とても恥ずかしいですが...

以下に並べてみます。

 

※参考にしたのは以下の本です。

未来の主導権を握るにはどうすればいいか、

具体的なワークを交えながら説明してくれます。

 

 

人格(ポジティブ)

  1. 誠実
  2. 真面目
  3. 謙虚
  4. 優しい
  5. 相手に合わせることができる
  6. 共感力がある
  7. 聞き上手である
  8. 似た空気感の人が好き
  9. (心が元気な時は) とても前向きである
  10. 内向的である
  11. のんびり、まったりが好き
  12. 静かなところが好き
  13. 拘らないことにはとことん柔軟
  14. 文字のコミュニケーションが好き
  15. 無駄遣いしない
  16. 根拠のある自信を強く持てる
  17. 感情や言語化の解像度が高い
  18. 人に恵まれている
  19. 人生の主導権を握ってきた
  20. 家族を大切にしている
人格(ニュートラル/ネガティブ)
  1. 後回しにしがち
  2. 大人数は苦手
  3. 自分から興味の幅を広げるのが苦手
  4. 孤独が怖い
  5. こだわりを持つと頑固になる
  6. 心配と不安に弱い
  7. 余裕を失うと無口になる
  8. 恋煩いに弱い(昔から)
  9. 不満を飲み込んで納得しようとしてしまう
  10. ものが溢れるとストレスになる
  11. 安心・安定していたい節がある
  12. 理解されたい思いが強い
  13. 感情が表情に表れにくい
  14. 競争は苦手
  15. それなりに悩む
好きなこと
  1. ねこが好き
  2. 動物が好き
  3. 温泉が好き
  4. 考え事をするのが好き
  5. 学ぶことが好き
  6. 料理が好き
  7. 食べることが好き
  8. 自然が好き
  9. 寝ることが好き
  10. 何かにのめり込むと強い
  11. プログラミングが好き
  12. 本などで新鮮な価値観に触れることが好き
  13. 旅が好き
  14. 誰かを助けるのが好き
  15. お散歩が好き
 
ざっとこんな感じでした!皆様もぜひお試しを。
 
このワークの目的は、今の自己評価を把握することです。
自己評価次第で、思い描く未来を実現できるかどうかが大きく変わってくると言います。
 
 
次に大切になるのが、今挙げた自己評価が自分のなりたい未来を考えた時にふさわしいかどうかです。
もし将来ありたい自分とのギャップがあれば、何を埋めればいいのかを把握する必要があります。
 
今と未来の自己認識のギャップを埋めるために必要なのが「体験」です。
 
 
ポジティブな体験は自己評価を変容させるために有効で、逆にネガティブな体験は低い自己評価を強化してしまいます。
 
なりたい自分を思い描き、その自分なら取るであろう行動を今から起こしていくことで、きっと不確かな未来が実現に大きく近づくはずです。
 
先ほど紹介した本では、なりたい自分の像を描くためのワークもあり、その自分と自己認識のギャップを捉えることができました。
 
 
皆様もぜひ一度、自分と向き合う時間を取られてみてはいかがでしょうか。
 
では!

留学時代のこのブログを再開したきっかけは、

実は1年半一緒に暮らしたパートナーとのお別れでした。

 

人生で初めてのお別れに伴う感情との向き合い方が、

恋愛経験の乏しい私には全く分かりませんでした。

 

 

心の奥から湧きでる言葉にできない感情、

なんなら感情にたどり着いてすらいないモヤモヤ。

それと向き合う術が、私にとっては文字を書くことでした。

 

「時が癒してくれたら」

 

そう願い続けた1ヶ月が過ぎて思ったことを記します。

それが「終わりを知ること」です。

 

 

人生は、本当に一度きりの体験は少ないように思います。

誕生と死だけはどれほど願ってもやり直せないですが、

人生において、やり直せないことはとても例外的です。

 

すなわち

終わりを迎えた後の時間は、次の始まりを待つ時間です。

 

失恋した私の場合、

時間が経って一生のパートナーと巡り合うことでしょう。

 

今のお仕事を辞める決断をされた方は、

次に自分が輝ける場所を探すことになります。

 

旅の終わりを迎えたなら、

次はどこへ行こうかと胸を踊らせているかもしれません。

 

 

私たちには終わりを迎えるにあたり、

心の中を整理する習慣が備わっているように思います。

 

「自分にとって本当に大切なものってなんだろう」

「もう一度やり直せるならどうするかな」

「あの経験を踏まえると次はどう行動しようか」

 

一度立ち止まって次の始まりに備えることで、

新しい価値観や判断軸を得られるものです。

それを一時の振り返りとせず、自分の価値観をアップデートしていけるよう、こうして文字に残しています。

 

 

もちろん、知らない方がしあわせな終わりだってあります。

終わりを迎えないために、事前にできることもあります。

 

終わりを知らないと気が付けなかったのは私の未熟さで、

それに対するやるせなさも少しはあります。

 

でも過去には戻れないのだから、

過去は過去としてありのままに捉えるしかありません。

 

 

いつだって、未来を思い描く自由はあります。

終わりを知ったからこそ、描ける未来もきっとある。

 

終わりを知って、終わりと向き合ってこそ、

得られる優しさや深さがあるのです。

 

いつかまた弾けるように笑える日々を信じて、

まずは自分の足で人生を歩んでいこうと思います。

 

 

では!

同じ会社の友人がこんな不安を口にしていました。

 

「今の仕事の先に目に見える自分の価値は残るのかな」

 

 

エンジニアにとって、コードの理解や開発経験は資産です。

公認会計士にとって、資格自体が価値になるでしょう。

建築家にとって、自分が造った建築物が仕事そのものです。

 

これらは価値を定義しやすい職業と言えます。

価値を認知できる物差しが用意されているためです。

 

一方、価値を定義しにくい職業もあります。

友人はシステム導入のコンサルティングを行っていて、

その過程で使う知識・スキルが曖昧なのです。

 

 

スキルの価値定義の指標のひとつに「ハードスキル」と「ソフトスキル」があります。

前者は、会計/金融/統計学など勉強で身に付く能力です。

後者は、コミュニケーション力やマネジメント力のように、対人的で座学が難しい能力です。

 

友人は何かハードスキルが残るのかを心配していました。

実際、ハードスキルはどれほど大切なのでしょうか?

 

 

一般に、ハードスキルは職業を限定します。

会計知識で勝負するなら経理部や監査法人で務めるのが賢明でしょうし、

プログラミング言語で食べていくには開発者を選ぶことになります。

 

逆にソフトスキルは職業を限定しません。

どの仕事でも重要になり、応用範囲が広いためです。

 

 

ソフトスキルを最大限に生かす仕事をしている人は、そのスキルをどう捉えればいいのかが本日の本題です。

 

 

自身のソフトスキルを理解するには、それを物語る経験が必要です。その経験が自分自身について多くを語ります。

 

どんな状況で、どのように考え、どんな意図を持って行動した結果、どんな結果が得られたのか。

課題の発生から最終的に得られた結果までの一連の過程を捉えるのです。

 

コンサルタントの友人の例であれば、顧客課題を辛抱強く聞き出し、前例のない運用を構築した実績があり、それは課題発見から提案まで一貫して行う力を示しています。

 

 

逆にどんなソフトスキルを獲得したいかを考え、そのスキルを持っている人ならどう行動するかを考えるのもとても大切です。

 

現状に満足しない挑戦心を持ちたいのであれば、

今の周りの状況をみて、変化を起こすべき点を捉え、

周りの人を巻き込んで業務改善に取り組むこともできます。

 

Steve Jobs の有名なスピーチに「点をつなげる」というものがあります。そこでは経験はいつか繋がって未来を作るということが述べられます。

 

そこから一歩進んで、自ら能動的に点を繋いでゆくのです。未来の経験の主導権を握って、期待する結果を描きながら行動してみると、普段とは見える世界が違うかもしれません。

 

 

ハードスキルとソフトスキル。

自分が今身に付けたいものや、なりたい自分について、

立ち止まって考えてみる機会となれば幸いです。

 

ではまた!

社内でみんなを褒め合う RECOG というサービスを導入しています。

1日に3通まで、同僚にレターを送れるという仕組みです。

 

私は褒めたい時に使うだけでなく、毎日気がついた時に誰を褒めるかを考えてレターを送る習慣にしています。

「あの人はこれを頑張ってくれたな」「ああ言われたのが嬉しかったな」「みんなのためにこんな仕事をしてくれたな」ということをあれこれ考えて、精一杯言葉に魂を込めます。

 

社内で最初は「こんなアプリ使わなくても普段から伝える時には伝えているし、なんだか恥ずかしい」という声が上がっていたのですが、最近では使用率が少しずつ上がってきているように思います。レターを送られた人は、他の誰かにレターを送らないと自分宛の投稿が見られないというインセンティブ設計のおかげですね。

 

こうして人を褒めることに意味を見出しているのは、何も会社の取り組みだからということではありません。

褒めるという行為に、幸福感を増やすためのエッセンスが詰まっているからです。

 

まず、褒めるという行為を行うためには、自分が誰からどんなことをしてもらったかを考えることになります。

そうすることで、自分はいろんな人と関わりを持ち、いろんな人に支えられているのだということに気づくことができます。

 

周りの人に恵まれていると言える環境に身を置くことは、私にとって優先度の最も高いことです。

人は一人では生きていけないですから、日常どんな人と接しているかが人生の豊さに直結するのです。

 

そして、誰かに喜んでもらうための行為は、回り回って自分へと返ってくるものです。

人のいいところに気がつける人であることに加えて、それを素直に伝えられる人であることで、

自分にゆとりができたり、逆に自分も嬉しい言葉をかけてもらえたり。

 

また、三角褒め(AさんがBさんを褒めていましたよ)ということを書くこともあります。

Aさんと自分しか知らないことをBさんに伝えることで、幸せの総量が増してなんとも幸せな気持ちになります。

直接言われるより、人伝で伝えられた方が嬉しかったりしますよね。その原理を惜しみなく使うのです。

 

 

この力は家族と接する中でもとても大切になると思います。自分がしてもらったことや、もらった愛情に敏感であることがいかに尊いことか。当たり前にかき消されてしまっては、日常の幸せがもったいないと思うのです。

 

どんな小さなことでも、ありがたいことであればありがとうと伝えたり、

嬉しい気持ちが芽生えたらそれが相手に伝わるように伝えたり。

なかなか難しいことですが、大切な気持ちを忘れることなく日々を過ごしてゆきたいです。

 

では今日はこの辺りで。

昨日の記事では、感情に正直であることの重要性についてお話しました。

 

理性と感情の向き合い方

 

その感情を十分に理解した上で、理性を働かせて自分自身と向き合う時の方法を今日はお話しします。

今日のお話はとってもゆるゆるです。

 

わたなべ夫婦の日常

 

こちらは最近好きでとてもお世話になっているYouTubeチャンネルです。

ほのぼのしたお二人の世界観全開に、日本を旅したりいろんな企画をしたりをされているご夫婦です。

 

以前にご紹介したLISTというアプリを使って、いろんなやってみたいことを貯めているのですが、

動画を観ている中でやりたいことを思いつくことがたくさんあります。

 

・四国を車でめぐりたい

・日本一の滝を見に行きたい

・石窯でピザを焼いてみたい

 

などなど、知的好奇心の赴くままに、これやったら楽しそうだな〜〜ということが浮かんでくるのです。

 

この現象を観察していると、自分自身が世界を捉える角度の変化に気がつきました。

動画を通して自分自身が追体験をすることで、想像力が働いて少しの時間でもお二人の目線に近づくのです。

 

一度その感触を味わうと、この人たちならどう考えるのだろうなという観点を得ます。

頭の中で、別の人物になりきったつもりで思考実験をすることができるようになるのです。

 

思考実験の主人公を変えるというのが今日のポイントです。

 

逆境に立った時、あのスポーツ選手ならどう考えるんだろう。目の前にある仕事を、自分の会社の経営者の人ならどう捉えるんだろう。この場面で上司なら何を一番初めに確認するんだろう。鬱々とした気分だけれど、気分転換のうまいあの友人なら何をするんだろう。「めんどくさい」という感情がない人ならどの順番でやらなきゃいけないことを終わらせるだろうか。

 

そうやって自分の頭の中に誰かを想像し、想像の中のその人がどう行動するか、何を考えるかを実験してみると、

自分がブレーキをかけていることや自分の思考の癖が見えてきます。

 

あるいは他者との関係についても言えるかもしれません。

円満な夫婦だったらどうやってこの状況を乗り越えるんだろうか。自分が恩師と崇めるあの人なら、自分の部下になんと声をかけて鼓舞するだろうか。コミュニケーションが得意な人なら、初対面の人とどんな会話を繰り広げるんだろうか。

そうやって想像した先に、自分が思いもしなかった答えがあるかもしれません。

 

 

ということで今日は思考実験の主人公を変えることで、世界を捉える角度を変えてみようというお話でした。

書き始めた頃よりも何を書こうかなと考える時間が増えましたが、それでも自分の周りの世界にいろんな視点を持ち込めるのでいいですね。できれば30日間続けたいので、もうしばらくネタを探しながら生きてゆきます。