◇3 承認
羽譜 「承認」ってどんなことだともう?
ナベ 会社では、承認印みたいに、何かをやることを承諾する・認めるという意味で
使っていますね。
羽譜 また、辞書を調べてみようか。
「そのことが正当または事実であると認めること」とでているね。
ページを変えて読者に考えてもらう⇒ ここでは、その人が
人としていることを事実として認めること。認めていると知らせることなんだよ。
雨 どいうことでしょうか。
2章では、気持ちとして「相手を人として扱う」ことが大事だという話がありましたが。
羽譜 じゃぁ、君たちが「認められている」って感じるときはどんな時?
「認められていない」「いないように扱われている」って感じるときってどんな時?
ナベ 挨拶しても返事がないとか、要件があって声を掛けた時に
理由も告げられずに後回しにされるときは
「認められていない」「いないように扱われている」って感じますよね。
雨 難しい課題を解決した時に、「すごい」「君に任せて良かった」と言われた時は
「認められている」って感じますね。
遅く帰っても嫁さんが玄関に出てきて「お疲れ様。大変だったね」と言われると
「頑張ろう」という気になりますよね。
ナベ 逆に、残業して帰宅した時に、家族の食事が済んでいて
僕の夕食が残ってないときは寂しいですね。
羽譜・雨 ナベ君・・・ ナベさん・・・
承認は「相手を人として、そこにいると認めること」です。
相手に現れる変化や違い、成長や成果にいち早く気付き、
それを言葉にし相手に伝えること
挨拶、声掛け、プレゼント、覚えている
気付いたことを伝える ・・・ 「髪を切ったんだね。」など
任せる、意見を求める
褒める
マズローも5段階欲求の中で、周りに認められる重要性を解いています。
羽譜 君たちが普段やっている「承認」ってどんなことかい
雨 朝の挨拶はするようにしていますね。
ナベ お願いしたデータまとめが済んだ時は、「ありがとう」というようには
心掛けています。
羽譜 いいね
最後まで聴く/うなずく も承認の一つだよ。
羽譜 難しい課題を与えて、途中進捗を見るような場面で
担当者は、マイルストーンの目標の3分の2までしか達成できていない
と思い浮かべてくれないか。
綿ナベ君が担当者だったらどんな気持ちで報告する?
ナベ 辛いですね。
羽譜 そこでマネージャーから「何やっているんだ目標言っていないじゃないか
どうするんだ」
と言われるのと「難しい状況で3分の2まで進んだんだね。 エライエライ。」と
承認された後に「目標まで届いていない分をどうしようと考えているかい」
と聞かれるのではどのような違いが出ると思うかい
雨 その後のやる気が全然違ってきますね。
ナベ それは良く分かります。
ただ、「エライエライ」では、次うまくいかなくても大丈夫と頑張らない
なんてことになりませんか。
羽譜 さすがだね。一つ一つ周りのケースにあてはめて考えてるんだね。
「エライエライ」とほめても問題がある場合は、何の進捗もないのは、その通り。
褒めることに意味はない。
「3分の2まで進んだんだ」という事実を認めることが重要なんだ。
また、「承認」から離れるけど、行動した後の振り返りをして次のアクションに
繋げることが抜けては困るよね。
では、「承認」についてもう少し見てみよう。
人によって嬉しい承認も違います。
大きく3種類
・結果を伝える承認
「よくやりましたね」「すごいですね。」
「頑張りましたね」「さすが」
・事実を伝える承認
「髪を切ったんですね」「早い時間から仕事をしているね」
「遅くまで仕事をしたんですね」
・気持ちを伝える承認
「おかげで助かりました」「ありがとう」
「次もお願いします」
羽譜 ナベ君は、どれが嬉しいかい?
ナベ すごいですね。」ですかね。
事実を伝えるものは「でっ」て感じると思います。
羽譜 雨君は、どう?
雨 「髪切ったの」「そのネクタイの柄、素敵ですね」とかですかね。
僕のファッションに関心を持ってくれているんだ。
見てくれているんだと思うと嬉しくなりますね。
ナベ そうなの。 ふ~ん。 そうなんだ。
羽譜 一人ひとり価値観が違うから、嬉しい承認も違うんだよ。
<演習>
誰か、身近な人(家族や職場の同僚など)二人ペアになって椅子に座る(Aさんと自分)
一人が「最近頑張っていること」を話し、もう一人は「承認」をしながら話を聴く
役割を交代し、会話をする
二人で、感想を話し合う。
(可能であれば、3人Gpで行う。3人目は、二人の会話を横で聴き、「承認」ができていたかチェックする)
羽譜 でも、ここで覚えたスキルは、比較的簡単だけど、
意識して使っていかないと身につかないし、忘れるよ。
よく、学習の4段階っていうけど聞いたことがあるかい。
0段目は、そのスキルを知らない。・・・私の話を聞く前の状態だね
例えば、2人とも車の運転は、すると思うけど、
最初は教習所で座学だよね。 Skillの存在を知る。
その前は、普通はSkillの存在を知らない。…運転にどんなSkillが必要か知らない。
次に教習所内外で実地。 意識していればSkillを使える。
今の君たちは、 一々「左折時巻き込みOK」と意識的に確認しないよね。
無意識でもSkillが使える状態になっている。
こういう状態になるまで、今日話していることも意識してSkillを使ってほしんだ。
ナベ、雨 そうなれるように今日からやってみます。
羽譜 では、次の章では、ここで紹介したことができて
慣れたら使えるスキルを紹介しよう。
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