◇4 Active Listening・・・共感したことを伝える聴き方
ナベ :そろそろ「慣れたら使えるスキル」を教えてもらえませんか。
羽譜 :そうだね。
では、ナベ君・雨彦君、君たちが話をしたときに「理解してもらっている」と
感じるときってどんな時かな。
雨 :「今日は、ファッションが決まった」と思っているときに、
服装や髪形を褒められると「理解してくれている」と思いますね。
ナベ :重要な実験の結果が出たときに、直ぐに結果を伝えに来てくれると
「こいつ分かっているな」と思いますね。
羽譜: 「重要だ」「決まっている」これは、具体的な事実としてというよりも
君たちがそう「感じている」「考えている」「思っている」ことだね。
人は、「感じている」「考えている」「思っている」などの気持ちが伝わったときに、
「理解してもらった」と思うことが多い。
このように人は共感されると理解されたと感じる。
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●共感と同感
同感ー同じように感じること。その意見や考えに賛成であること。
また、そのような意見や考え。
共感ー他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。
(自分はそう感じなくとも、他人の立場や状況であれば、
そう感じたんだと理解すること)
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羽譜 :仕事だと、重要なこととそうでないことは説明するんだろう。
ナベ: はい。
羽譜: 前後のことも含めて、重要性を説明しなかったら、
そのほかの環境の情報も伝わらず、重要性は分からないよね。
「ファッションが決まった」と思っているかどうかわかると思うかい。
雨: 顔つきや声のトーンで伝わるものもあると思います。
羽譜: そうだね。 言葉以外の表情や声のトーンで読み取ることは重要だ。
でも、それはあくまで推定だよね。
ところで、重要な仕事をあいまいな情報で進めないといけないときって、
どういうことをするかな。
なべ: その情報が正しいのか確認します。確認実験とか。
羽譜: 正しいか確認しないと、危ないと思うんだね。
ナベ :もちろんそうです。
羽譜 :会話の中でも、相手の気持ちが「こういうことではないかなぁ」と思ったら
確認すると良いんだよ。
それが正しければ、相手は「理解してもらった」と思うし
間違っていれば、確認しなおせば良い。
ナベ、雨: どうやるんですか?
羽譜 :アクティブ・リスニングを使うと良いよ。
雨 :オウム返しをするって耳にしたように思います。
羽譜 :日本では、オウム返しって言われることが多いけど
アクティブリスニングの提唱者のカール・ロジャー博士が言っているのは
少し違うんだ。
詳しく見てみよう。
Active Listening
①相手が言いたいことを返す。
②それに加え、相手が感じていること、思っていることを返す。
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カール・ロジャース https://www.hito-link.jp/media/column/active-listening
言われた言葉通りに返すのではなく、話の中に重要なポイントを見つけ、「今の話は○○と思って聞いていましたが、その認識で間違いないですか? 」など、相手に振り返りの機会を与えられるよう働きかけます。
反射 相手の感情を鏡のように反射することで、感情に寄り添うことです。例えば、「〇〇が悲しくて、何も言えなくなってしまったんです。」「そっか、悲しいね。」というように気持ちを鏡のように伝え返します。
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