THE ALFEE × 中川晃教 ― 「COMPLEX BLUE -愛だけ哀しすぎて-」
2025FNS歌謡祭第一夜のラストが、THE ALFEEさんと中川晃教さん(以下あっきーさん)によるコラボ、『 COMPLEX BLUE ‑愛だけ哀しすぎて‑』
最高でしたね!!!!
今年の3月に放送された「高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ(通称「高見沢メシ」)」にゲストでお呼ばれしたあっきーさん。その時に1998年に開催された当時のコピーバンド大会にあっきーさんが出場していたという話で、高見沢さんがその時のことを覚えていらっしゃったのがキッカケで今回のコラボに繋がったようです。
(FNSでは26年前、当時あっきーさん中学生というお話でしたが、SNS上のファンの記憶によると27年前、あっきーさん高校一年生ですね)
その後も高見沢さんのラジオにもお呼ばれしたり、あっきーさん出演のミュージカル「フランケンシュタイン」の公演を高見沢さんが観劇されていたり、THE ALFEEさんのライブをあっきーさんが観に行ったり、と交流が続いていたようです。
今回のFNS歌謡祭の出演者が発表された時点でも、演奏曲はまだ発表されていませんでしたが、THE ALFEEさんとあっきーさんが同日ということを知って、SNS上では「COMPLEX BLUEをコラボして欲しい」と盛り上がっていましたね!
地上波での貴重な演奏と、継続は力なり
どうやら、THE ALFEEさんのファンの方々の反応を見ると地上波で「COMPLEX BLUE」を聴けたということ自体が貴重なようですね。確かに「メリーアン」とか「星空のディスタンス」とかを歌ってらっしゃることが多いように思います。かくいう私もちゃんとこの曲を知ったのは高見沢メシがキッカケでした。もったいない!
“コピーバンド大会”で歌った少年が、今プロとして再び同じ曲を歌う――という。ドラマチックですね!でもそれもこれもあっきーさんが「コツコツコツコツ」努力を続けてこられたからだと思うと、「継続は力なり」がこれほど説得力を持つこともそうそう無いなと思いました。
時間の都合とやや“端折られ感”
SNS上では今回のコラボを歓迎、賞賛する声と共に、「もう少し聴きたかった」「もう少し見たかった」という声も多く見られました。多くの視聴者が指摘しているように、トリまで待たされた割には歌唱時間はかなり短かったですね。
また、コラボに至るまでのストーリー(あっきーさんがコピーバンド大会で歌っていたこと、THE ALFEE のメンバーのそのときの記憶など)に関する紹介もあっさりしていて、テレビを初見の人には「なぜこの組み合わせなのか」「この曲の意味」が伝わりきらなかったかもしれません。私も、あっきーさんファンだから知っていたから感動できたけれど、そうでなければ“良質なラストナンバー”という以上の印象にはならなかった可能性があると思います。
せっかくの至極のコラボが、時間制限との兼ね合いでやや削られてしまっていたのは残念でした。
私見 ― 音楽祭としての「深み」の提示と、今後の期待
今回のコラボは、単なる“お祭りのラスト”ではなく、「音楽とは時間や世代を越えて続いていくものだ」というメッセージを含んでいたと思います。歌謡祭という場で、若手やトレンドだけでなく、ベテラン、昔の名曲、そして“物語”を持った歌――それを扱うことで、番組全体に深みと厚みを与えていましたね。
特に、若い視聴者やバンドを聴かない層――あるいは懐メロを知らない層にとって、このコラボは“教科書”のような役割を果たしたかもしれません。「古き良き日本のロック/バラード」が、今なお輝き、下の世代の声とともに未来につながる――そんな希望と可能性を感じました。
その意味で、たとえ尺が短くても、この一夜限りの試みは価値あるものだったと思いますし、これからもこうした世代横断・世代結合のコラボが増えてほしいと強く思います。次回は、せめてもう少し余裕をとって、フルコーラスやエピソード紹介 ―― もっとじっくり “物語” を伝える演出があると嬉しいですね。
最後に
私はあっきーさんのFCにも入っているのですが、そこで毎週日曜日に送られてくる「サンデーメール」にもFNS歌謡祭の感想がたくさん書かれていました。
FC限定のため詳しく内容は記載できませんが、リハから本番までのTHE ALFEEさんの懐の深さや優しさ、あっきーさんの興奮がたくさん伝わってきました。
いつか、どこかで COMPLEX BLUEのフル歌唱コラボも見られるといいなと思います!
今回の素晴らしいご縁がいつまでも続きますように願っております!
https://tver.jp/episodes/epoi4g6reb