後ろに目があるんじゃないか、
全身が耳なんじゃないか、と
患者さんにはよく言われます笑
看護師はその忙しさから
歩くのがめちゃ速いのですが、
その速度のなかで
トイレの横を通り過ぎたとき、何かが目のハジに引っかかった…
ん?
んん?
んんん?
とバックしてみると
安静度的に歩いちゃいけない人が
なぜかミラクル起こして勝手に歩いてトイレにいたり
横についている抗生剤などの点滴が空になってたり
点滴の管に血が逆流してたり
歩いているおじいちゃんのズボンがダボダボでずっていたり
ものすごい速度で景色が流れていくのに
進行方向とは違う方、目のハジで
ちらりとよぎるものをピピッと察することができます
加えて音に関することだと
夜勤でナースステーションにいるのに
なにかが微かに聞こえる…
ん?気のせい?
と思いながら音を辿っていくと
ナースステーションから1番遠い部屋の点滴のポンプのアラームが鳴っていたりします
なんかカツンカツンという足音が聞こえる…
よろよろだから1人で歩かないでナースコール押してね、って伝えてあったおばあちゃんが1人で歩いている音だったり
ん?
この足音はあのおじいちゃんの足音だ
あのおじいちゃん、よろよろで歩けないはずなのに!?
…とまぁ
足音だけでざっとこのくらい分かることがあります
そんな私たちが
1番怖い音。
それは緊急コールの音
緊急コールとはベッドサイドにある赤いボタンで
それが鳴ると
すべてのスタッフがいまやってることを
全て中断して
全員が全員その緊急コールが鳴った部屋に駆けつけます
大体、緊急コールがなる時は
心停止
意識消失
呼吸不全
痙攣
出血による血圧の急激な低下など
一刻を争う緊急事態時です
緊急コールを鳴らす時に
これ!という定義があるわけじゃないですが
患者のそばにいる医療スタッフ(看護師がほとんどですが)が緊急と判断した場合に押します
緊急コールが鳴ると
それまでざわざわしていたステーションが一瞬静まり
その後すぐに部屋へ駆け出す人
ドクターと連絡が取れる院内携帯を持って駆け出す人
その患者のモニターを見て駆け出す人
血圧計などを持って駆け出す人
その瞬間にスタッフの顔つきが変わります
たまに患者さんが
ナースコールと間違えた!といって押すのですが
駆け付けた後、何もないと分かると
ものすごくチカラが抜けるとともに
怖くて足が震えます
そのあとしばらくは
似たような音がするとビクっとします笑
加えて、
ドサッとか、ガタン、とか
大きな音がするとすぐにピクン!と反応し
音の方向へ駆けつける習性ができてます
患者さんが転んだ、倒れたんじゃないかとダッシュします
このように
日々仕事しているなかで
視覚も聴覚もフル回転しているので
休日の日でも
たまに似たような音がするとビクッとして
周りの人に不審がられます
看護師ならではの恐怖の音
染み付いてしまっています笑