もし、扁桃体が破壊されたらどうなるか。過去にサルを使った扁桃体破壊実験が行われた。その結果、サルの敵(ヘビ、クモ、ネコなど)を自分の敵と感知できずに食べようとしたり、また石のようなものを食べようとするなど、食べれるものと食べれないものの区別ができなくなった。またこのサルは、その対象の適切性が判断できないためか、雌雄問わず、更に、サル、イヌ、ニワトリなど、種すら問わずに性交の対象としてしまったとする。つまりこの実験により「扁桃体損傷=危険判断能力の低下」になると解りました。




もし、人間の扁桃体が損傷してしまった場合は、何が好きか嫌いか判断できず動物本来に備わっている本能むき出しのまま行動をしてしまう人間になってしまう。本能のまま何も考えられずに行動してしまう。それは将来必ず自己破滅型になるに違いない。扁桃体破壊は恐ろしいことなのである。




そして調べていくうちに更に面白いことが分かった。それは扁桃体に隣接してある海馬(かいば)との関係性である。
*海馬の場所は前回の記事の写真にしめしてます。



この続きは次の配信にしたいと思います。




「今回の結果」


扁桃体を持つ動物が扁桃体を損傷や破壊してしまうと、快・不快を判断する機能をなくす。


それにより本能のまま動いてしまい尚且つ判断能力低下又は消滅により結果的に自己破滅へとなる。

はじめまして、築島です。ブログを拝見していただき誠にありがとうございます。このブログでは私の日々日常で感じる疑問を調べ研究し、説いていくための場所として使いたいと思います。それではさっそく最初の疑問テーマは、




「なぜ恐怖を感じるのか」




です。


日々生活していく中で大なり小なりの恐怖を感じた経験のお持ちな方は全員だと思います。そこでなぜ人は恐怖を感じるのか、を調べていきたいと思います。




人間の脳内にはアーモンド形をした神経細胞の集まりがあり、それを扁桃体といいます。扁桃体には、味覚、嗅覚、内臓感覚、聴覚、視覚、体性感覚などあらゆる種類の刺激が、嗅球や脳幹から直接的に伝えられ感知する役割を持っています。(扁桃体の場所は下の図の赤い部分)


photo:01



云わば扁桃体は、快不快を判断するのが主な役割なのです。そして扁桃体に恐怖という感情が電気信号により送られることによって人間は恐怖を感じることがわかりました。言い換えると扁桃体は危険装置みたいなもので私たち人間に危険を伝えるために恐怖という感情を扁桃体に送っているのです。




ていう事は、もし扁桃体に障害や損傷を負ってしまった場合に本来ある役割が機能せずに人間は恐怖を感じないのかという疑問が浮かび上がりました。次回、そのことについて調べていきたいと思います。




「今回のまとめ」


人間の脳内には扁桃体という神経細胞がある。


その扁桃体は人に快不快を伝える役割を持ってあり、そこで恐怖を感じるシステムになってある。




p.s.


扁桃体はヒトを含む高等脊椎動物が持っています。