もし、扁桃体が破壊されたらどうなるか。過去にサルを使った扁桃体破壊実験が行われた。その結果、サルの敵(ヘビ、クモ、ネコなど)を自分の敵と感知できずに食べようとしたり、また石のようなものを食べようとするなど、食べれるものと食べれないものの区別ができなくなった。またこのサルは、その対象の適切性が判断できないためか、雌雄問わず、更に、サル、イヌ、ニワトリなど、種すら問わずに性交の対象としてしまったとする。つまりこの実験により「扁桃体損傷=危険判断能力の低下」になると解りました。
もし、人間の扁桃体が損傷してしまった場合は、何が好きか嫌いか判断できず動物本来に備わっている本能むき出しのまま行動をしてしまう人間になってしまう。本能のまま何も考えられずに行動してしまう。それは将来必ず自己破滅型になるに違いない。扁桃体破壊は恐ろしいことなのである。
そして調べていくうちに更に面白いことが分かった。それは扁桃体に隣接してある海馬(かいば)との関係性である。
*海馬の場所は前回の記事の写真にしめしてます。
この続きは次の配信にしたいと思います。
「今回の結果」
扁桃体を持つ動物が扁桃体を損傷や破壊してしまうと、快・不快を判断する機能をなくす。
それにより本能のまま動いてしまい尚且つ判断能力低下又は消滅により結果的に自己破滅へとなる。