日本の製造業を元気にしたいコンサルタント 中山幹男のブログ -2ページ目

6月27日の日経産業新聞に「企業の価値観社員が作る」と題してある記事が載っていました。

内容は「企業のあるべき姿や共通の価値観を社員に浸透させて、改善や成長を目指す「WAYマネジメント」と呼ぶ取り組みが広がっている。「トヨタウエイ」「花王ウエイ」などが知られるが、最近では幅広い業種で「WAY」が誕生している。」という記事です。


最近、私の仕事のコンサルティングや研修の場面でもWAYマネジメントについて話をする機会が増えています。今回はこの取り組みが広がっている「WAYマネジメント」について解説します。


WAYマネジメントで有名なのはトヨタウエイで、トヨタの経営理念を具体化して仕事に対する価値観と仕事の仕方をまとめたものです。

これを構築した背景は当時の張社長が解説をされていますが「トヨタ独自の経営上の信念、価値観が今まで明文化されていなかったが、グローバル化にともない、この信念、価値観を共有化する事が必要になり「トヨタウェイ2001」として整理・集約した」という事のようです。

内容は「知恵と改善」「人間尊重」の2本柱になっており、知恵と改善では「チャレンジ、改善、現地現物」の3つのキーワード、人間尊重では「リスペクト、チームワーク」の2つのキーワードで経営と仕事に対する共通の価値観を形成し、グローバルな組織風土の進化を推進しています。

また、トヨタウエイと合わせて、仕事の価値観を知るだけでなく、全員が「トヨタ流の仕事の仕方」を日々の業務で実践できるように「トヨタビジネスプラクティス」という形で仕事の手順についてもまとめています。


今まで、ほとんどの企業が経営理念、社是、社訓等で企業の目指す姿や価値観を表現していましたが、抽象度がたかく、社員にとって理解しづらい、仕事にどう活用したらいいのかわからないという問題がありました。

この「WAYマネジメント」により、経営理念がわかりやすい言葉にブレイクダウンされ、全社員に浸透、定着さえできれば、全社員がベクトルを合わせて、改善や成長に向けて仕事をするようになり、良い組織風土が構築できます。


今、現在この「WAYマネジメント」活動を推進中のクライアント先がありますが、今後この取り組みが色々な企業で展開される事を期待しています。