拙い詩でも詠ませておくれ。
あの人ほど愛し合った人はかつて一人もいなかった。
あるパーティーで知り合った時は軽い気持ちで声をかけた。
気がつくとあの人と一緒にいて。
あの人のいびきも。
あの人のほくろの位置も。
全部僕だけが知っていた。
それでも人は別れなくてはいけなくて。
だったら最初から出会わなければよかったなんて、そんなことは誰にも言わせない。
僕たちは出会うべくして出会ったけれど、
今生では、タイミングが合わなかったのか。
来世で出会っても、僕たちはきっと恋に落ちる。
「私のことを愛してなかったのは知ってました」
僕は君をこんなに愛していたのに。
深く、穏やかだけれど、確かに愛していました。
こんなに僕を愛してくれた人は人生ではじめてだったし、もしかしたら最後かもしれない。
あなたの存在が、これからも私を生かす。
矛盾そのものの人生にも、あなたを思えば向かっていける。
あなたと出会えて本当に良かった。
ありがとうございました。
あの人に捧ぐ